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2022.01.20
知財ニュース
テキストから自動で絵画を生成するAIアプリ「Dream」が登場―開始半月で1000万枚以上のユーザー利用
カナダのスタートアップ企業WOMBOの開発した、入力したキーワードからAIが自動で絵画を描いてくれるアプリ「Dream」が注目を集めている。
「Dream」は、ユーザーが入力した描きたいキーワードや英文に沿って絵を生成するアプリ。入力したキーワードを元に、AIが自動で数十秒ほどでオリジナルのアートワークを生成する。使い方は、「fire and water」「sushi festival」「desert oasis」など描きたいキーワードや文章を100文字以内で入力し、「Pastel」「Fantasy Art」「Ukiyoe」などの描画スタイルを指定する。スタイルはその他にも、バロック、スチームパンクといった豊富な描画スタイルが用意されている。
同じテキストで繰り返し出力ボタンを押しても同じ画像は生成されないため、気に入ったものが描かれるまで繰り返し生成するといった使い方も可能だ。
公式ツイッターによると、2021年11月12日のサービス開始から11月30日までに、すでに「Dream」で作成されたアート作品は1000万枚以上に達しており、12月3日には、AppleのAppストアの「Graphics & Design」カテゴリ内で1位を獲得するほどの注目を集めている。
また、WOMBO主催でユーザーが作成した作品を元に行われるコンテストもSNSを通じて開催されるなど、世界的に話題だ。
現在ブラウザ版とiOS・Androidアプリ版が展開されており、画像を保存したり、画像をSNS等で共有したり、実際に生成したイラストを印刷注文することもでき、NFTとして発行できるようになるオプションも用意されている。
サービスの著作については、「本サービスおよびその元のコンテンツ、機能、および機能は、WOMBOおよびそのライセンサーの独占的財産であり、今後も継続されます。本サービスは、インドおよび外国の著作権、商標、およびその他の法律によって保護されています。」とあり、利用には注意が必要だが、興味のある方は一度「Dream」でAIによる画像生成の技術進化を体験してみてはいかがだろうか。
Top Image : © WOMBO Studios Inc