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2023.02.21
知財ニュース
Apple、自動運転車「Titan」に関連する特許を取得─窓ガラスの色が変わる技術など公開
Appleの自動運転車プロジェクト「Titan(タイタン)」に関連する一連の特許が、米国特許商標庁(USPTO)により公開された。その中から、Appleの特許関連情報などを伝えるニュースサイトPatently Appleが窓に関する2件の特許情報を紹介している。
プロジェクト「Titan」は、Appleが2014年から推進しているとされる自動運転用電気自動車開発プロジェクト。600人規模のプロジェクトチームが組まれているとされるが、Appleが正式に公表していないため、Apple発の電気自動車にはさまざまな憶測や噂が伝えられている。
リークメディア・Patently Appleでは、「Apple」が本プロジェクトを通して開発中のEVとみられる「Apple Car」に関連する一連の特許の中から、車両の窓ガラスの色合いを調節できる技術について紹介している。ガラスの色合い以外にも、反射率や曇り度合いから好みに合わせて調節が可能だという。
Appleによれば、窓ガラスの色合いが調節できることにより、さまざまなレベルのプライバシー保護が可能とのこと。また、「反射した外部光と透過された内部光の比率が高いほど、より大きな一方向鏡効果が生まれ、プライバシーが強化される」とPatently Appleでは述べられている。
一部がリークされたとはいえ、まだまだ謎に包まれている同プロジェクト。噂によれば、Apple Carは個別の製品としてではなく、サブスクリプションサービスとして提供されるともいわれている。同社による続報を待ちたい。
Appleの特許公開情報① US-20230013056-A1
Appleの特許公開情報② US-20230014610-A1
Patently AppleによるAppleのEV「Project Titan」紹介ページ
Top Image : © Apple, Inc.