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2024.02.07

知財ニュース

JASRACなど音楽9団体、「AIに関する音楽団体協議会」を設置─検討や提言で生成AIの調和を目指す

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JASRACなど音楽に関わる9団体は、1月25日、「AIに関する音楽団体協議会」を設置した。調和のとれた生成AIの利活用の枠組みの実現に向けて、検討や提言を行っていくというもの。

参加団体は、コンサートプロモーターズ協会(ACPC)、日本音楽作家団体協議会(FCA)、日本音楽事業者協会(JAME)、日本音楽出版社協会(MPA)、日本音楽制作者連盟(FMPJ)、日本音楽著作権協会(JASRAC)、日本芸能実演家団体協議会 実演家著作隣接権センター(CPRA)、日本レコード協会(RIAJ)および、NexTone(ネクストーン)の9団体。

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昨今、生成AIに対する期待が大きい一方で、クリエイターやアーティストに関しては、自身が生み出したコンテンツを学習されることによって活躍の場が狭められることを危惧する声が多い。

しかし、現行の著作権法では、アーティストを保護するための実効的かつ簡便な救済制度が確立されていない問題があり、早急な対応が求められてきた。

今回設置された同協議会では、「for Creators、for Artists」の理念のもと、AI利用に関する検討や提言を推進。調和のとれた生成AIの利活用の枠組みの実現を目指していくという。

プレスリリースはこちら

Top Image : © JASRAC

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