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2024.06.11

知財ニュース

ヤマダHDとANA発スタートアップ、接客AIサービスで業務提携

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株式会社ヤマダホールディングスとANAホールディングス発のスタートアップavatarin株式会社は、ヤマダホールディングスの「くらしまるごと」戦略による事業成長にあたり、家電流通業界に特化した接客AIサービスの創出に向けた業務提携の締結に合意した。

avatarin独自のAIロボティクス技術を活用して、国内外で1万を超える拠点数を有するヤマダホールディングスグループの持つ接客スキルを反映したAIサービスの創出を目指すというもの。

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具体的には、avatarinが独自開発しているAIロボット「newme(ニューミー)」を遠隔操作して接客にあたることで、ヤマダホールディングスグループの持つ接客スキルをデータ化し、そのデータから生成AIを活用して学習し、接客AIサービスを作成する。

これを店舗開発や人材育成、開発に活用することで、ヤマダホールディングスの「くらしまるごと」戦略の体現を目指していくという。

さらに、同サービスを家電流通業界に特化した小売業界にも横展開することや、接客AIサービスを基に接客以外の在庫や宅配などに対してもAIサービスを開発すること、人手不足の解消なども視野に入れている。

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ヤマダホールディングスの「くらしまるごと」戦略は、家電のみならず家具や住宅、リフォーム、金融などに関する商品を販売し、顧客の暮らしを丸ごとサポートできるワンストップソリューションの提供を目指す取り組み。

avatarinは、ANAホールディング発の初めてのスタートアップとして、アバターを中心とした「遠隔からAI化」という独自の技術を用いて、コミュニケーションに特化したAIサービスの開発を目指してきた。

今回の連携により、avatarinがこれまで取得できなかった家電流通業界の接客スキルのデータを反映した接客AIサービスの開発を行う。両社は、店舗開発・拡大における人手不足の課題解決に向け、接客の接点増加と品質向上を目指し開発を進めていくとしている。

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Top Image : © 株式会社 ヤマダホールディングス

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