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2025.03.18

知財ニュース

オルツ、生成AI向けデータ販売プラットフォーム「altDataStock」を一般公開―アジア最大級、高品質AI学習データを提供

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株式会社オルツは、アジア最大級のAI学習データ販売プラットフォーム「altDataStock」を一般公開した。テキスト、音声、画像、動画など、AIの学習に必要な様々な高品質AIトレーニングデータを提供し、機械学習モデルの性能向上を支援する。

日本語をはじめとするアジアの複数言語のデータセットを提供することで、国際的なAI開発ニーズにも対応。さらに、顧客ニーズに合わせて、ドメイン、年代、属性など、様々な観点からデータセットをカスタマイズできることが特徴だ。

「altDataStock」は、オルツのLLM開発経験と知見を活かし、特に遅れを取っているアジア言語における音声合成(TTS)などの品質向上に貢献する高品質なデータを提供する。これにより、北米や欧州のテクノロジー企業がアジア市場へ進出する際に直面している課題解決をサポートするという。

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具体的には、アジア各国の言語や方言、文化的なニュアンスを反映した高品質なデータセットを提供。北米企業が日本やアジア市場向けの製品・サービスを効果的に開発・改良することを可能にする。

さらに、現地の規制や市場トレンドに関する深い知見の提供に加え、北米企業が開発したAIシステムのアジア企業への導入を支援するコンサルティングサービス、各国のデータ規制や法制度に対応した柔軟なデータ管理体制の提供を整えている。

アジア市場特有のニーズを掘り下げて調査し、それに合わせたオーダーメイドのデータセット提供など、包括的なサポートを行っていく。

同社は、東証グロース市場初の生成AI銘柄での上場企業であり、ISMS認証を取得した高度な情報セキュリティ体制のもとでAI技術を開発・提供している。同社の大規模言語モデル「LHTM-OPT2」は、日本語RAGタスクにおいて軽量型LLMとして世界最高精度を達成。SambaNova社との協力では、日本語LLM推論速度の最高記録を達成した。

また、日本政府のGENIACプログラムに採択され国家予算を獲得し、シンガポール政府の国家AI推進プログラム「AI Singapore」とも連携するなど、国際的にも高い評価を得ている。

同社は、APTO社をはじめとする日本およびアジア圏のデータ作成・提供企業とも協力し、サービス提供体制を強化していくとしている。「altDataStock」を通じて、北米企業のアジア市場進出を全面的に支援し、AI開発を加速させることを目指していく。

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Top Image : © 株式会社 オルツ

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