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2022.11.24
知財ニュース
医療大麻の産地偽装をブロックチェーンで解決─サイアムレイワが岐阜大学と実証実験を開始
株式会社サイアムレイワインターナショナルは、岐阜大学大学院医学系研究科の手塚健一准教授と共に、ブロックチェーンを活用した産学共同研究を本格開始した。農業における産地偽装問題の解決に向けて、トレーサビリティの実証実験を実施する。
同社の関連会社・サイアムレイワは、東南アジア初の大麻の栽培許可と種子輸入、販売許可ライセンスを取得した日系タイ企業。タイに蔓延する大麻の違法栽培や違法販売、模造品、偽造品など、一般消費者の健康を損ないかねない悪質業者や農家との差別化を図るため、ブロックチェーンを使用した産地証明を行う。
サイアムレイワインターナショナルでは、ブロックチェーンを使用したトレーサビリティを活用する技術を大麻業界全体に啓発する。同社のみならず、業界全体の健全化とスタンダード化を図っていきたいとしている。
なお、サイアムレイワインターナショナルと岐阜大学の共同研究期間は、2022年7月より1年間を予定。その間に、トレーサビリティ分野だけでなく品質管理・品質証明の分野でも研究を行い、今話題の医療用大麻だけでなく、農業全般のスタンダード化も目指して研究を進めていくとのこと。
Top Image : © 株式会社 サイアムレイワインターナショナル