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2022.06.16
知財ニュース
ソフトバンクがPayPayドームをメタバース化、試合をまるごとバーチャル空間配信へ
ソフトバンクと福岡ソフトバンクホークスは、福岡PayPayドームのメタバース化で協業し、2022年5月27日より、バーチャル空間でPayPayドームへの来場体験を再現した「バーチャルPayPayドーム」の提供と、現実空間におけるPayPayドーム来場者へのARを活用した新たな体験の提供を実施していくと発表した。この二つの取り組みは、ソフトバンクが提供するコンテンツサービス「5G LAB」のラインアップとして展開するという。
「バーチャルPayPayドーム」は、3Dオブジェクトで再現したPayPayドームにスマートフォンなどのブラウザからアクセスし、
PayPayドームの内外を3Dアバターで自由に散策したり、コロナ禍前の定番の応援スタイルだった「ジェット風船を飛ばす」といったアクションをしたり、来場者同士がチャットでコミュニケーションを楽しんだりできるサービスだ。
さらに試合中には、投手の投球を解析し、ほぼリアルタイムにボールの軌跡をバーチャル空間に再現する国内スポーツ界初の取り組みを実施する。
5月27日から29日には、現実空間におけるメタバースの取り組みとしてPayPayドーム来場者を対象に、VPSを活用して現実空間と融合したAR演出を楽しめるさまざまなイベントを実施した。今後は、PayPayドームでARを活用した周辺店舗との連携などを実施することにより、現実空間におけるメタバースの体験を充実させていくという。
今後も順次、再現する空間の拡張やアトラクションを追加し、将来的には、現実空間で行われる福岡ソフトバンクホークスの試合をまるごとバーチャル空間で配信し、
さらに野球だけにとどまらずコンサートなどのエンタメコンテンツも「バーチャルPayPayドーム」で再現することを目指すとのことだ。
Top Image : © ソフトバンク 株式会社