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2022.08.30
知財ニュース
捨てられる食器から生まれた世界初の肥料「BONEARTH®(ボナース)」で育てたトウモロコシを限定販売
洋食器メーカーのニッコー株式会社は、世界初の捨てられる食器から生まれた肥料「BONEARTH®(ボナース)」を使って、本格的に野菜の栽培を実現した。第一弾としてトウモロコシが収穫され、東京・富ヶ谷のジェネラルストア「LOST AND FOUND」にて、7月29日(金)より期間・数量限定で販売された。
ボナースとは、世界初の食器をリサイクルした肥料のこと。ボーンチャイナ製陶磁器「NIKKO FINE BONE CHINA」の原料に含まれる牛骨の灰に含まれるリン酸三カルシウムが肥料として有効なことから、その開発がスタートした。NIKKOが肥料化してリサイクルする技術を確立し、約2年半の開発期間を経て、2022年3月、発売が実現した。
NIKKOでは「100年後の、循環する未来をデザインする」をテーマに「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の原則に沿った取り組みを進めてきた。メーカーとして、製品づくりの段階から廃棄が出ない設計を考え、一度調達した資源ができる限り社会の中で循環し続けるサーキュラー型のビジネスモデルへの変革を目指すため、共創パートナーと共にさまざまなアプローチを検証している。
今回はNIKKO本社と同じ石川県白山市にある「中本農園」がボナースの取り組みに共感し、トウモロコシの栽培に至ったという。
「BONEARTH」の3つの価値
・機能的価値:安全で効果が持続しやすく、花や実を育てるのに特に効果的
・情緒的価値:見た目も美しく、園芸用品の化粧砂としても活用可能
・サスティナビリティ価値:廃棄・埋め立てに伴う環境負荷・CO2削減/リンの輸入・輸送に伴う環境負荷・CO2削減/既存肥料と比較して環境流出がないことによる環境負荷削減
【価格】
BONEARTH (Lサイズ・800g)¥1,320(税込)/ギフトパッケージ
BONEARTH (Lサイズ・300g) ¥715(税込) /ギフトパッケージ
BONEARTH (Lサイズ・20kg) ¥11,000(税込)
BONEARTH (Sサイズ・20kg) ¥ 11,000(税込)※陶磁器業界、肥料業界の主要企業では世界初となるリサイクル肥料(ニッコー(株)調べ 2022年3月)
Top Image : ©︎ ニッコー 株式会社