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2022.01.14
知財ニュース
早大発のベンチャー東京ロボティクス、五十嵐電機製作所との資本業務提携で2億円の資金調達―累計調達額は4億円
人間共存ロボットの実現を目指す東京ロボティクス株式会社は、小型モーターの開発・製造・販売を行う五十嵐電機製作所との資本業務提携を通じ、第三者割当増資により2億円の資金調達を実施した。前回のヤマハ発動機からの2億円の資金調達と合わせると、累計調達額は4億円となった。
東京ロボティクスは、早稲田大学発のロボティクススタートアップ。製造の現場に限らず、私生活を含めたさまざまな場面で人に寄り添うロボット「人間共存ロボット」の実現を目指し、ロボットシステムの開発・製造・販売を行っている。
今回出資を行った五十嵐電機製作所は、東京ロボティクスが自社ロボットに使用するモーターの製造を委託したときからの繋がりを持つ。最近では、2020年から始まったJSTムーンショット型研究開発事業の「早稲田大学AIRECプロジェクト」において、東京ロボティクスの協力のもと開発された人型ロボットに、五十嵐電機製作所のモーターが実際に使用されている。
東京ロボティクスでは今後、小・中規模の物流施設向けロボット「モバイルグリッパ」をはじめとした、産業向け製品の展開を進める方針で、今回調達した資金を製品開発と顧客開拓、そのための人員の確保に使用するとしている。
Top Image : © 東京ロボティクス 株式会社