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2025.02.25
知財ニュース
メルカリでNFT売買が可能に、「メルカリNFT」の提供開始―売上金やポイントで購入、「OpenSea」の人気NFTも取引可

メルカリは、2025年1月28日より、「メルカリ」でNFTの取引ができるNFTマーケットプレイス「メルカリNFT」の提供を開始した。
「メルカリ」から海外大手NFTマーケットプレイス「OpenSea」で扱う人気NFTの購入・出品が可能となり、従来のモノの売買ができるマーケットプレイスから、デジタルマーケットプレイスへと事業の拡大を目指していく。
普段メルカリで使用している売上金やポイントを活用して、手軽にNFTを購入できるため、新たに暗号資産ウォレットや口座を開設する必要はない。購入したNFTは、そのまま「メルカリNFT」を通じて出品することもできる。購入時には、メルカリポイント、メルペイ残高、メルペイのスマート払い、メルカードといった、既存のメルカリ決済手段を利用可能だ。
NFTの購入時に取引手数料は発生しないが、表示価格には商品価格、ガス代、消費税、販売手数料が含まれている。出品は無料で行うことができ、取引成立時には商品代金の10%が販売手数料として差し引かれるという。
サービス開始当初は、海外大手NFTマーケットプレイス「OpenSea」で人気のあるプロジェクトのNFTを取り扱い、今後はアート、トレーディングカード、エンターテインメントなど、多様なカテゴリーのNFTを取り扱う予定。同社は、国内外の事業者やIPホルダーとの連携を強化し、デジタルマーケットプレイスとしての地位を確立していく方針。
メルカリは、「メルカリNFT」を通じて、より多くの人々がNFTの世界に触れ、その価値を理解し、新たなデジタルアセットの可能性を体験できるようなプラットフォームを目指していくとしている。
Top Image : © 株式会社 メルカリ