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2021.07.20

知財ニュース

自転車・原付を切替できる「ハイブリッドバイク GFR」が、車両区分を変更できるモビリティとして日本初の車体に認定

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ハードモビリテイベンチャーのglafit株式会社は、自転車・原付を切替できる「ハイブリッドバイクGFR」が、車両区分を変化させることができるモビリティとして日本初の車体(第1号案件)に認定されたことを発表した。

ハイブリッドバイクGFR(以下GFR)は、バイクモードではスロットルを回して走行、自転車モードではペダルを漕ぐだけで走行できる車両。行政の指導を受けながら開発した「モビチェン(モビリティ・カテゴリー・チェンジャー)」という機構を取り付けた場合、電動バイクと自転車の切替えを認める通達が警察庁より発出され、7月1日に公表された。

これまで「ペダル付きの原動機付自転車」は、原動機を作動させずペダル走行させる場合であっても、原動機付自転車の属性は変化せず、例えば原動機付自転車が運転可能な場所(通行区分)や運転方法に従うこととなっていた。

今般の改正(解釈変更)により、モビチェン機構を取り付けたGFRは、モビチェンの操作により、原動機を作動させずにペダル走行するの場合は、道路交通法上「自転車」として自転車が通行可能な場所や運転方法に従い、電動バイク時には「原付」扱いとなる。

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規制のサンドボックス制度を利用し、モビリティ分野で道路交通法の解釈変更が認められ、実際に運用が始まるが、GFRはこうした取扱いとなる日本で初の車体となる。公式サイトからは198,000円(税込)で購入できるので、興味がある方はぜひ一度覗いてみてはいかがだろうか。

glafit株式会社は、今後も電動マイクロモビリティの可能性を広げるような新しいモビリティの開発に取り組むとのこと。将来、私たちの移動手段にどのような変革がもたらされるのか、楽しみにしつつ注視していきたい。

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Top Image : ©glafit株式会社

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