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2022.05.30

知財ニュース

個人の手に合ったパーソナライズ箸「itten(イッテン)」が、Makuakeにて先行販売開始

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お箸のパーソナライズサービス「itten(イッテン)」を展開する株式会社ハルノネは、2022年5月10日から応援購入サービス「Makuake」にて、数量限定の「パーソナライズ箸」の先行予約販売を開始した。

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年間で “44,895回” も口に運ぶと言われる「箸」。それだけ口に運ぶものであるにもかかわらず、箸にこだわりを持つ人はそれほど多くはない。テクノロジが目まぐるしく進化する現代でも、一番身近で、毎日使われるお箸がアップデートされていないという課題があった。

同社はそんな「お箸文化」に一石を投じるため、一人ひとりの手のサイズをテクノロジーで解析、適切な箸の長さを導き出し、ユーザーの手に合った箸を職人が1膳1膳丁寧に作りあげる、テクノロジーと職人技が融合したサービス「itten」を開発した。自身の手にフィットする箸を手にした瞬間、これまで体験したことがない食体験が生まれるという。

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最も使いやすいと言われている箸の長さは、「一咫半(ひとあたはん)」というサイズだ。「親指」と「人差し指」を直角に広げた長さが「一咫」、その1.5倍の「一咫半」が、最適な長さだという。

しかし、現在一般的に販売されている箸のサイズは、実は江戸時代の男女の手の大きさを平均化し、画一化されたもの。

ちなみに江戸時代の男性の平均身長は「155cm」、女性は「143cm」。それに対し、現代の男性の平均身長は「171cm」、女性は「158cm」だ。実にそれぞれ男女で「15cm」程の差があるにも関わらず、箸の長さは江戸時代の長さに合わせれたままアップデートされていなかった。

そこでittenは、スマホで自身の手を撮影すると、その場で一人ひとりの手のサイズをテクノロジーが解析し、 “適切な箸の長さ” を提示する「itten mat」を開発した。

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計測後は、適切な長さの箸を、職人が思いを込めて1膳1膳丁寧に仕上げていくという。

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ittenのこだわりは長さだけでなく、形状と木材にも込められてる。一般的な箸は「丸」「四角」「六角」の形状が多いが、実は箸を持つ際、箸と手が接する面は「三面」しかない。そこでittenは、この「三面」に箸のすべてを凝縮し、細さ・重さ・質感・グリップ感にこだわったとのこと。

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木材はそれぞれ育ってきた環境が異なり、同じ木材でも木目が異なる。市販のほとんどの箸が耐久性をあげるために「漆(うるし)加工」が施されていて、プラスチックのようなツルツルとした肌触りのものが多い中、ittenは “木材本来の良さ”を体感できるよう、「無塗装」仕様となっている。ittenでは、一つひとつの木材を手に取って、「温もり」「色」「香り」「質感」「木のストーリー」を楽しみながら、一番好きな木材を選ぶことができるという。

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Makuakeのitten紹介ページはこちら

Top Image : © 株式会社 ハルノネ

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