No.1177
2026.07.30
気象衛星の観測データから地球の今を届けるプラットフォーム
TerraCaster

概要
「TerraCaster」とは、赤道上空約36,000kmにある気象衛星ひまわりの観測データをもとに、宇宙から眺めているかのように地球の今を高精細な映像として届ける革新的なプラットフォーム。日本テレビ放送網株式会社と株式会社バスキュールが共同でリリースしたサービスで、このプロジェクトを皮切りに、両社は宇宙データの利活用を推進するなど、新たな宇宙エンターテインメントの可能性を広げていくことを目指す。また、「TerraCaster」という名称には、さまざまな観測データや情報を通じて、地球(Terra)の今を伝える(Caster)プラットフォームでありたい、という願いが込められている。
なぜできるのか?
気象衛星ひまわりの10分毎の観測画像をライブカメラのような滑らかな映像として映し出す
赤道上空約36,000kmにある気象衛星ひまわりが10分間隔で撮影する観測画像の間を補間し、あたかもライブカメラのような滑らかな映像として映し出す。映像に映る地球の姿は、必ず10分毎の観測画像そのものと一致し、補間が担うのは、観測と観測の「間」をなめらかにつなぐ処理のみ。24時間の地球の変化を約30秒の映像として可視化し、映し出される雲や地球の姿は、すべて実際に観測されたもの。気象衛星による撮影から最短1時間で映像化できるため、最短1時間前までの「今の地球」の姿を、まるで月から帰還する宇宙飛行士の視点から眺めているかのような臨場感と迫力で映し出すことができる。直近の映像だけでなく、見たい日時や事象を探して使う、任意の地点へのズームでクローズアップするなど、目的に応じたさまざまな形での映像素材として提供することも可能。
最大11Kの超高解像度での出力
汎用性の高いフルHD・4Kから、最大11Kの超高解像度での出力に対応。ズームアップしてもディテールが損なわれないハイクオリティな映像を提供し、近年増加する大型・高解像度のサイネージやシアターにも対応する。
宇宙メディアサービスを手掛けるバスキュールと日本テレビが共同リリース
このプラットフォームは、KIBO宇宙放送局をはじめ、宇宙の観測データを活用した宇宙メディアサービスを手掛けてきたバスキュールと、番組制作や配信ノウハウをもつ日本テレビが共同リリースしたもの。この両者が組み合わさることで、衛星データを単なる記録や情報に留めず、社会的価値の高いさまざまなコンテンツへと進化させ、新しい体験を提供していく。報道番組・情報番組の気象関連コーナーで順次導入予定で、台風や巨大な積乱雲の動きを、これまでにないリアリティで視覚化する。気象情報を地球規模で伝えることで、防災情報の直感的な理解を助けてくれる。大型番組・特別番組での活用も想定されており、日本テレビ系で5月30日から6月7日まで展開されるキャンペーン「Good For the Planet ウィーク」(通称「グップラ」)の番組やイベント内でも展開する。また、「今この瞬間の地球」を体感できる高精細映像を、デジタルサイネージや教育現場、科学館など、放送外のB2B領域に対してもライセンス提供も予定している。6月より日本テレビタワー(東京・汐留)の2階ロビーの大型LEDビジョンにて見ることができる。
相性のいい産業分野
- 環境・エネルギー
各地の環境状態や災害、気象などの観察に活用
- アート・エンターテインメント
プラネタリウムのような没入感のあるエンターテイメント体験への活用
- 航空・宇宙
宇宙を身近に体験できるイベントやシミュレーションへの活用
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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Top Image : © 日本テレビ放送網 株式会社

