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2021.03.10

知財ニュース

迷った時に使いたい、できたての乱数がサイコロの目で届く「新鮮な乱数直送サービス」

dice blog

「今日の夕食はうどんとラーメンどっちにしよう」「あの洋服、買うかどうか悩むな…」「今日は映画を見に行くか家でゆっくりするか、どうしよう?」

あなたは、そんなことで悩んだ経験はありませんか?あれこれ迷う時間が楽しい時もありますが、急いで結論を出さないといけなくて焦ったり、複数人での議論が長引いて時間がなくなったり…なんて場合もありますよね。

そんな時におすすめしたいのが、制作コレクティブ「Image Club」が発表した「新鮮な乱数直送サービス」です。
運に任せて適当に決めたい、でも本当に適当だと味気ない、いっそサイコロの目で決めようか。このサービスはそんな時に乱数(ランダムな数)をつくりその結果を動画で報告してくれる、物理サイコロサーバとなっています。

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透明なケースの中に入っているサイコロを棒で突き飛ばして転がすという構造となっており、LINEで「新鮮な乱数直送サービス」というアカウントと友達になっていれば誰でも使うことができます。「乱数」「サイコロ」「dice」などの単語が入ったメッセージを送るとサイコロが振られ、結果は動画で報告されます。あらかじめ、1〜3は◯、4〜6は×、など決めておけば運に任せた判断をスピーディに下すことができます。

しかし、なぜこのような一見アナログとも言えるサービスをつくり出したのでしょうか?

これまでもサイコロを振れるアプリは多く開発されてきましたが、その多くがPC内のノイズやキー入力のタイミングなどを保存しているエントロピープールというデータを使って擬似的に作られた乱数です。手順通りのことを正確に実行するコンピュータでは当たり前のことと言えますが、エントロピーが足りなくなり、暗号化がもたつくという現象が発生した場合、適当にリサイクルして乱数のもとを使い回すことがあります。(Image Club HPより)

つまり、一見予測不能と思える従来のアプリケーションによるデータの乱数は、もしかすると1ヶ月くらい前のエントロピーが使い回されている可能性があるとのこと。機械的なサイクルで行動が定められる…というのは「運任せ」の盛り上がりがいまいち欠けてしまいしまいますよね。
「迷って、振って、従う」、この因果関係を重視し、できたての結果を届けるために毎回しっかりとサイコロを振るように開発されたのが、この「新鮮な乱数直送サービス」なのです。
このサービスは、複数の選択肢に悩んでいる時はもちろん、友だち同士のゲームや運試しにも活用できます。
ちょっとしたことですが、迷っているときにメッセージ一つで素早く結果を物理的なサイコロの目で出してくれるのは便利で気が利いていますね。優柔不断な方や集団で何か物事を決めなければいけない時、ぜひ「できたての乱数」に運を任せてみましょう。

ニュース原文はこちら

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