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2025.07.24
知財ニュース
渋谷駅、100年に一度の大規模再開発が最終章へ―完成イメージ動画を公開

東急株式会社、JR東日本、東京メトロは、渋谷スクランブルスクエア開発、渋谷駅改良、ハチ公広場や東口広場といった広場整備などを同時並行で進める100年に一度の大規模再開発「渋谷駅街区計画」を推進している。
2019年の渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)の開業に引き続き、2025年5月に渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)の工事に着工し、最終章に進む本計画の内容を発表した。今回、この最終章の完成イメージ動画も公開された。
駅機能や都市基盤施設が段階的に完成・開業を迎える2030年度~2034年度を「まちびらき最終章」と位置づけ、2030年度から段階的に各鉄道駅間の乗換えやまちへのアクセスが飛躍的に改善し、渋谷に溢れる魅力あるスポットをより一層利用してもらいやすくなるとのこと。
2030年度に渋谷駅および渋谷の東西南北を地上およびデッキ階で結ぶ多層な歩行者ネットワークが誕生し、JR渋谷駅は改札およびコンコースの整備が概ね完了し、駅の東西を結ぶ最大幅員20m超の自由通路も整備される。
2031年度には、渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)が完成する。商業フロアは、完成済みの第Ⅰ期(東棟)と併せて1フロアあたりの売場面積が最大約6,000㎡となる首都圏最大級の商業施設となり、回遊性が向上し、多様な過ごし方を提供する施設が誕生する。ハチ公広場などを含めた全体の完成は2034年度を予定している。
本計画は、駅とまちが一体となった都市再生に関するモデル的プロジェクトであり、渋谷のまちを眺め憩い、多様な人々の交流がにぎわいを生む拠点として渋谷の駅前空間の整備を進め、世界中から常に注目を集める渋谷の核となることを目指して、引き続き自治体・地元・事業者が連携して事業を推進し、渋谷のまちの成長に貢献していくとしている。
Top Image : © 渋谷駅前エリアマネジメント協議会事務局