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2022.09.07
知財ニュース
「マイケルジャクソンの不思議なおもちゃ箱」のNFTアートが1万体限定販売─アート絵画作成に窪田望氏
ジャクソンファミリー財団日本支部は、アートプロジェクト「マイケル・ジャクソンの不思議なオモチャ箱(Michael Jackson Wonder World Toys)」のNFTアートを1万体限定で販売することを発表した。
Sketch by Michael Jackson ©︎ MJWWT
「マイケル・ジャクソンの不思議なオモチャ箱」は、マイケル・ジャクソンの理想の姿を絵画にしたプロジェクト。1992年12月に、マイケルとグラフィックデザイナーのKenji Koga氏との10日間にわたる熱い会話から描かれたスケッチの世界をもとにしており、絵には世界の貧しい子供たちを解放するアミューズメント施設が描かれている。
同財団ではマイケルの死後、遺された絵からマイケルが世界に伝えたかったメッセージをNFTやメタバースで再現するため、日本支部と連携してプロジェクトを推進してきた。このたびのNFT化では、Kenji Koga氏がプロデュースを担当。コンセプトメイキングやアート絵画作成は、AIを活用したアート作品を多数発表する窪田望氏が行う。また、日本で初めて「NFT」を取り扱う美術館として2022年3月よりリニューアルオープンしたNFT鳴門美術館がプロジェクトに参画し、「マイケル・ジャクソンの不思議なオモチャ箱」のNFT、メタバースの権利について独占契約を行う。
なお、今回販売されるのは2段階NFTで、宝箱のデザインのNFTを購入するとその中からPFP(ProFile Picture: SNSなどでプロフィール画像として活用できる画像)で使えるキャラクターが登場する仕組み。販売される1万体は全て完全オリジナルで、複数のパターンの掛け合わせが主流の従来のジェネラティブアートにはない魅力がある。
生前、人種問題に大きな関心を寄せていたマイケル。ダイバーシティへの関心が世界的に高まっている昨今だからこそ、平和な世界の創造をうたった彼の描いた世界に注目したい。
■販売予定内容
・コレクション名
Michael Jackson Wonder World Toys
・販売数
10,000
・プライベートセール
0.01ETH(別途GAS代有り)
NFT MUSEUM MEMBERおよびWL保有者のみ
・使用チェーン
イーサリアム
・規格
ERC721
Top Image : ©︎ 株式会社 Creator’s NEXT