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2022.11.07

知財ニュース

アドビが新製品「Adobe Substance 3D」発表―3Dと没入型メタバース制作を可能に、Meta Quest対応

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米Adobeは現地時間2022年10月18日、独立した3Dコンテンツや没入型メタバース体験の制作を可能にする新たなツール「Adobe Substance 3D」の発表を行った。

「Adobe Substance 3D」は、モデリングやテクスチャ作成、レンダリングのアプリが一体となったツールコレクション。フォトリアリスティックな3Dコンテンツを直感的に制作できる使いやすいツールが揃っており、「Adobe Substance 3D」ポートフォリオのフルラインナップは、経験豊富な3Dクリエイターの要求する最先端テクノロジーを提供するだけでなく、自分の作品に新たな次元を追加したい2Dクリエイターにもアクセスしやすいものになっている。

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今回の変革では、フォトグラメトリ(写真測量)技術を使って複数枚の実写画像から3Dモデルを制作する全く新しい「Adobe Substance 3D Capture」機能を強化。3Dコンテンツの制作で大幅な時間短縮を実現した。また、パワフルな3Dモデリングツール「Adobe Substance 3D Modeler」では、デスクトップとVRとのシームレスな制作を実現し、デスクトップコンピューターと手持ちのコントローラー付きVRヘッドセットを、シームレスに切り替えて使用可能。3Dでのアイデア共有プロセスを推進し、簡素化する。

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また、AdobeとMetaは、「Substance 3D」ツール群がMetaの「Meta Quest」プラットフォーム上で3Dおよび没入型コンテンツの制作に対応することを発表した。これにより、没入型3Dコンテンツの構築と共有を実現する。

なお、Metaでは、Adobeのパワフルで使いやすいこれらの3D制作ツールを「Meta Quest」ユーザーに提供すると共に、新たなVR環境に対応したドキュメント生産性ワークフローをはじめとする複数の「Adobe Substance 3D」テクノロジーを、今後数年にわたってユーザーに提供していくという。

メタバースの登場により、2026年までに、全世界の3D業界は2000億ドルを上回る市場規模に達すると予想されている。Adobeでは、今回の新製品・新機能により、3Dコンテンツの制作がかつてないほど簡単で身近になるとしており、今後は教育機関とも提携しながら、エンターテイメントや自動車、小売といったさまざまな業界で、多くの没入型体験の変革を後押ししていくとしている。

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「Adobe Substance 3D」詳細ページ

「Adobe Substance 3D」販売サイト

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Top Image : ©︎ Adobe Inc.

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