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2021.11.07
知財ニュース
地球をまわって福をかき集める“宇宙を翔ける熊手”が11月9日の浅草酉の市にて2,021万円で発売
三井物産エアロスペース株式会社は、新たな成長分野として注力する宇宙事業の基幹案件として「国際宇宙ステーション日本実験棟”きぼう”からの超小型衛星放出事業(J-SSOD事業)」を推進する。J-SSOD事業を大学、研究機関、宇宙関係企業だけでなく、一般消費者にも宇宙を利用できる機会とするため、恐らく人類史上初となるプロジェクト「宇宙を翔ける熊手プロジェクト」を開始する。
本プロジェクトは、創業明治三年・熊手の生産量全国トップシェアを誇る老舗メーカーの株式会社面亀の協力のもと、新型コロナウイルスの早期収束と、コロナ禍のあおりを受けた商売復活の願いが込められた、宇宙にひとつしかない熊手を小型衛星に搭載し、高度を世界一高く掲げ宇宙に放出するというプロジェクト。
購入者には宇宙へ送るオリジナル熊手の他に、地上でまつることの出来る同じ仕様の熊手が提供される。宇宙に送るオリジナル熊手は、一旦購入者に引渡ししたあとに、独自に開発、製造する10cm立方の超小型衛星に搭載される。オリジナル熊手を搭載した超小型衛星は購入者の立ち合いのもとJAXAへ引渡されたのち、ロケットによる打上げを経て、宇宙実験棟「きぼう」モジュールに運ばれ、そこから宇宙に放出される。
放出される超小型衛星は、半年~1年程度宇宙の福をかき集めながら高度約400kmで地球をぐるぐると翔けめぐり続け、徐々に高度を下げて大気圏で燃え尽きるが、宇宙ゴミとして残ることはないという。
購入者は、オリジナル衛星の組立て&熊手の衛星搭載作業の見学や、オリジナル衛星をJAXAへ引渡すシーンに立ち合い、引渡し完了証明書を受け取ることができるなど、自分の熊手が飛んでいる実感をより得られる体験ができるサービスを「7つの福」として受けることができる。
販売価格:2,021万円(税込)
個数:限定1個 ※希望者多数の場合は抽選やそれに等しい決定方法を検討します
販売日:11/9(火)
販売場所:浅草酉の市(鷲在山 長國寺側)面亀ブース(〒111-0031 東京都台東区千束3-19-6)
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Top Image : © 三井物産エアロスペース 株式会社