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2024.11.26

知財ニュース

照光ボタン256個搭載、ピクセルアートも描ける座れるイス型デバイス、日テレらが開発

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日本テレビと、スイッチボタン製造の「サンミューロン」、総合アートカンパニー「TASKO」が共同開発したイス型メディアデバイス「PIXTERIOR(ピクステリア)」が発表された。このデバイスは、座面が全て物理的な照光ボタンスイッチで構成され、新感覚のインタラクションを提供する。

「PIXTERIOR(ピクステリア)」は1台につき16x16=256個の照光ボタンで構成され、触ることで視覚的、触覚的な反応を生む。8つの操作モードが搭載されており、スタンプモード(座った部分が光る)、サイネージモード(文字表示)、ピクセルアートモード(色を選んでアートを描ける)など多様な使い方が可能だ。WiFiで複数台を連動させることもでき、USB接続でPCやゲームデバイス等と繋ぎ、キーボードとしての利用も可能。

【サイズ】W410, D410, H520mm(最高部)
【モード】8つのモード
①スタンプモード(座った部分が光る)
②サイネージモード(設定した文字が流れて表示される)
③ピクセルアートモード(色を選んでピクセルアートを描ける)
④画像表示モード(16x16のビットマップ画像を読み込んで表示する)
⑤USBキーモード(USBケーブルでPCやゲーム等に繋ぎ、USBキーパッドとして使う)
⑥レインボーモード(レインボーの色が流れる)
⑦ランダムドットモード(SF中に出てくるデバイスのように、ランダムに光る)
⑧XYモード(押したキーのX-Y軸のキーが全て光る)
※マイコン上のプログラム書換により、機能の追加や変更は柔軟に可能
【その他】
WiFiにより3台の連動も可

このプロジェクトは、日テレ共創ラボ「CREATIVE LIVING Lab」の一環で、物理空間そのものをデジタルメディアとして捉え、あらゆる壁や家具を、私たちのコンテンツや体験提供のタッチポイントにし、生活空間に新たな価値を提供する目的で開発された。照光ボタンが持つアフォーダンス(触りたくなる特性)を活かし、生活空間に新たなインタラクションと彩りを提供する。

「PIXTERIOR(ピクステリア)」は、単なる家具としての役割を超え、デジタルサイネージ、アートボード、ゲームデバイスとして多様な活用が期待される。物理的な触覚体験を重視しつつ、未来のデジタルインタラクションの新たな形を提示している。

ニュースリリースはこちら

Top Image : © 日テレ共創ラボ

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