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2023.07.06
知財ニュース
Googleレンズ、皮膚の写真から症例を検索可能に─体の異常の特定に役立つ新機能
米Googleは現地時間2023年6月14日、Googleが開発した画像認識技術「Googleレンズ」に、撮影した皮膚の状態異常を調べられる画像検索機能を追加したことをブログで発表した。
本機能は、ほくろや発疹、爪の線、円形脱毛などの皮膚の異常を画像検索するもの。患部を「Googleレンズ」アプリで撮影するか、患部の画像を「Googleレンズ」にアップロードすることで、類似した状態の皮膚をGoogle検索エンジンから表示し、皮膚の見た目からは専門家以外の一般の人々には定義が難しかった症状の検索に役立てられる。唇の異常、爪の線、円形脱毛など、体の見た目からは説明が難しかった場合に有効な手段となる。
「Googleレンズ」は、Googleの画像認識技術で、写真や画像から関連情報を表示する検索アプリ。ニューラル ネットワークに基づく視覚分析で、撮影した画像に含まれるオブジェクト情報から、類似する画像や関連するコンテンツをインターネット上から探し出して結果を表示する。
なお、本機能は現在アメリカで提供中。同社によれば、本サービスは厳密な医療診断ではないものの、皮膚トラブルの定義に役立てられ、ユーザーの不安解消の一助となるとしている。
Top Image : © Google LLC