株式会社デジタルガレージは、神奈川県横須賀市の「DG CAMP AKIYA Yokosuka City」内に、故・坂本龍一氏の遺志を継ぐ「アーティスト・イン・レジデンススタジオ」を来春開設する。

同社と坂本龍一氏は、1983年の映画「戦場のメリークリスマス」以来の深い交流を持つという。インターネット黎明期における共同作業や、坂本氏の社会活動への共感とサポートなど、その交流は多岐にわたるという。

この度開設されるスタジオは、坂本氏が生前に愛用していた楽器や機材を備え、スタジオを利用するアーティストたちはそれらを活用できるとともに、滞在しながら作品制作を行い、その過程を通じて技術や感性を磨ける創造の場を提供するというもの。

単なる制作場所の提供にとどまらず、アーティスト育成プログラムの実施や、音楽と環境保護の融合など、坂本氏の哲学と美学を未来へ繋ぐ役割を担う場所となる。

今後、2025年2月にはより詳細な「坂本龍一ネットワークスタジオ構想」を発表予定。最新のテクノロジーを活用し、国内外のスタジオとの連携や坂本龍一財団との協力、さらにはトリビュートコンサートや音楽配信なども検討されており、業界から注目が集まっている。

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Top Image : © 株式会社 デジタルガレージ