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2024.07.02

知財ニュース

日経新聞、3D空間で読むApple Vision Pro用「日経空間版」アプリを発表

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日本経済新聞社は、Apple Vision Pro対応のアプリとして、日経新聞の朝刊と夕刊を並行してVision Proの3D立体空間内で読める「日経空間版」を6月28日にリリースした。

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開発チームは、ユーザーがニュース記事を読む際、内容の背景や過去の流れが理解しにくいという課題に着目。「StoryFlow(ストーリーフロー)」と「Paperium(ペーパーリウム)」の2つの主な機能で、人工知能(AI)が関連する記事群を抽出し、時系列に浮かべて表示することで解決に導いた。

storyflow

「StoryFlow」では、ユーザーが選択した記事を表示するだけでなく、過去や未来の内容が記載された日経電子版の記事群をAIによって抽出し、時系列順に年表のように表示する。

コンテンツは扇形に表示され、スマホでは不可能だった量のコンテンツ表示が可能。3D空間を有効に活用することで、ニュースを流れで俯瞰し、各記事を深掘り、理解する体験を提供するという。

paperium

さらに、「Paperium」機能がもたらすのは、Spatial Computing(空間コンピューティング)を用いた新体験。

「Paperium」は、新聞を意味する 「ペーパー」 と「プラネタリウム」を組み合わせた造語。新聞の全てのページを空間上に浮かべて表示し、新しいUIを提供する。

具体的には、気になるページや記事を見つけたら選択し、前面に引き寄せてページを閲覧。選択することで記事を浮き上がらせて表示し、そこからStoryFlowに入ることができるというもの。

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ほかにも日経空間版では、日経ビジュアルデータチームと共同で制作した3Dコンテンツも用意。アプリのリリース初日には、過去100年で日本で起きた地震を3Dでビジュアライズできる震源地図が提供された。

今後アプリでは、3D空間を最大限に活用したコンテンツが順次提供される予定。また、「StoryFlow 」と「Paperium 」は、特許出願中とのこと。

プレスリリースはこちら

Apple Vision Pro向け「日経空間版」 ニュースを3Dで(日本経済新聞社)

Top Image : © 株式会社 日本経済新聞社

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