News
2024.03.26
知財ニュース
持続可能なファッションを追求、「HUMATERIAL」プロジェクト始動
サーキュラーデザインファームの造形構想株式会社は、持続可能で循環するファッションのためのプロダクション「HUMATERIAL(ヒューマテリアル)」をスタートする。
この取り組みは、旗揚げ人の峯村昇吾が武蔵野美術大学大学院在学中に手がけた、アパレル産業の複雑なバリューチェーンを可視化した「サーキュラーダイアグラム」から描いた、構想を社会実装する第一歩。
メンバーには、元オールユアーズ木村まさし氏、nowartt足立豊樹氏など、デザイン、アート、カルチャーなど多様なバックグラウンドを持つメンバーが集い、多様な経験や視点を活かしたさまざまな創作活動に取り組む。
「HUMATERIAL」は、HUMAN(人間)とMATERIAL(素材)を組み合わせた造語で、持続可能で循環するファッションのためのプロダクション。環境負荷の低い天然素材やリサイクル素材を使った商品開発など、商品開発における「製造段階」と「利用段階」の改善に取り組むことで、環境負荷の緩和を減らすことが目的だ。
同社では、まず服の消費のあり方そのものを見つめ直すことが大切だと考える。服を一方的に受け取るのではなく「素材」と捉え直すことで、ケアしたり修繕したり、服に自ら関与する。生活者を消費者から生産者へと変容させることを目指していくという。
コレクション第一弾として「ヒューマンフットプリント(Human Footprint of Products:HFP)」を発表。既に持っている服にプリントを施し、「二軍の服」に手を加え、服と人との関係性を再構築するワークショップ等を通じて展開していく。
Top Image : © 造形構想 株式会社