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2024.01.22

知財ニュース

パナソニックのLED照明300台導入の福井県大野市、アジア初の星空保護区(R)アーバン・ナイトスカイプレイスに認定

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パナソニック エレクトリックワークス社の約300台のLED照明を導入した福井県大野市は、南六呂師エリアにおいて、光害問題に取り組むNPO団体「ダークスカイ・インターナショナル」が行っている星空保護区認定制度の認定を2023年8月21日に受けた。星空保護区としては国内で4番目の認定となり、「アーバン・ナイトスカイプレイス※」のカテゴリーではアジア初の認定となる。

※近隣の明るい都市の影響を受けながらも、暗い夜間環境を保護推進するための優れた取組を行っている地域が対象のカテゴリー。光害に配慮した質の高い照明利用の模範となり、その普及を促すと共に、都市の人々が星空を楽しむ場所を提供することを目的としている。

sub1 大野市の星空

パナソニック エレクトリックワークス社は、「ダークスカイ・インターナショナル」の認証基準を満たす防犯灯や道路灯を提供。2020年10月には、大野市南六呂師エリアでの試験設置を行い、光漏れのない照明が地域住民に適切な明るさを提供することを確認した。

加えて上方光束を抑えた照明器具の展開も積極的に行っている。南六呂師エリアの施設の軒下などの照明も、大野市と福井工業大学との連携のもと、光害に配慮したものへの置き換えを支援してきた。これらの産官学の取り組みにより、地域全体に光害対策に配慮した照明環境が実現されてきた。

sub2 ダークスカイ・インターナショナルより認証を取得した照明

こうした暗く美しい夜空を保護するための照明による光害対策や、大野市が福井工業大学と共に進めてきた光害に関しての啓発活動などの一連の取り組みが認められ、「アーバン・ナイトスカイプレイス」での認定を受けた。

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大野市長、石山志保氏は以下のコメントを残している。

南六呂師エリアが、アジア初となる「アーバン・ナイトスカイプレイス」のカテゴリーで星空保護区に認定されたことを、大変誇りに思います。認定に至るまでご尽力いただいた関係者の皆様に感謝しますとともに、市民と喜びを分かち合いつつ、星空保護区認定を本市のまちづくりに生かしていきます。多くの方にご来訪いただき、本市の「日本一美しい星空」の感動を体験いただきたいと思います。

プレスリリース(パナソニック ホールディングス 株式会社)

プレスリリース(大野市役所)

Top Image : © パナソニック グループ

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