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2024.07.18
知財ニュース
Aww、NVIDIAと協業し対話型AIバーチャルヒューマンを開発―immaを含むAIサービスを近日リリース
AIバーチャルヒューマンカンパニーAww Inc.は、創業当時から取り組んできた、バーチャルヒューマンにAIを搭載した「対話型AIバーチャルヒューマン」を近日ローンチ予定であると2024年7月8日、発表した。
Awwの主要なバーチャルヒューマン「imma」は、ソーシャルメディアで150万人以上のフォロワーを持ち、60か国以上で8,000件以上のメディアに特集されているアジアでナンバーワンの影響力を持つバーチャルヒューマン。
AwwはNVIDIAの最新のAIとアクセラレーテッド・コンピューティング・テクノロジーを使用して、インタラクティブでAI主導のバーチャルヒューマンの未来を創造するとしている。
最初のプロダクトとして、NVIDIA ACEを含むNVIDIAの最先端技術とimmaを組み合わせたAIサービス「imma AI」を予定。immaとNVIDIAのAudio2faceアニメーションとリップシンクの統合は、これまで以上にリアルで自然なリアルタイムコミュニケーションを可能とする。
この技術はimma以外の他のバーチャルヒューマンにも活用が可能であり、一般的な大規模言語モデル(LLM)だけでなく、企業ごとに制作された独自のLLMへの実装も可能という。エンターテインメント、教育、カスタマーサービスなど、さまざまなビジネスシーンの可能性を広げ、言語も日本語と英語に対応し、今後も対応言語を拡大予定とのこと。
同社は2024年6月に、AIとバーチャルヒューマンの融合を実現していくべく、米国NVIDIAとの協業を発表。この協業によりAIバーチャルヒューマンの活性化を実現し、2024年夏以降で「対話型AIバーチャルヒューマン」のサービスローンチを実現していくとしていた。
2022年にはサンフランシスコのVCであるKindred Venturesをリードとして、Dawn Capital、Kanosei Ventures、およびCoral Capitalが合計600万ドル(当時のレートで約8.6億円相当)のプレシリーズAの資金調達を完了している。(※シードラウンドとプレシリーズAの総合計で9.6億円の資金を調達。)
今回「AI×バーチャルヒューマン事業」を加速させるため、2025年のシリーズAの資金調達に向けての準備も進めているという。
同社は、「AI×バーチャルヒューマンの事業展開のスピードを加速させ、グローバルで活躍するバーチャルヒューマンスターを創り上げるとともに、新たな技術開発を実現していきたい」と今後への期待を示している。
Top Image : © 株式会社 Aww