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2024.01.31

知財ニュース

DNP、スマートグラスに音声を字幕表示するシステムを開発―感情に合わせてフォントや色が変化

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大日本印刷株式会社(DNP)は、ガイドスタッフや体験会参加者の音声等をテキストに変換してスマートグラスに字幕表示するシステムを開発した。1月27日(土)から、東京都庁内にあるパブリックアートを対象に、システムを活用した鑑賞体験会を実施中。

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同システムは、聴覚に障がいがある人もアート作品を一層楽しめるようにと開発されたもの。テキストデータの内容に合わせて、最適なフォントを表示する「DNP感情表現フォントシステム」を活用する。

特徴は、主に2つ。1つは、音声情報を認識し、スマートグラスに字幕をリアルタイムで表示できること。

リアルタイムで音声を認識し、スマートグラスに字幕を表示することが可能。また、スマートグラスに接続した指向性マイクを解説している人などに向けることで、聞きたい方向の音声を拾って字幕に表示することができる。

2つ目は、会話の内容に合わせた最適なフォントを表示させること。

テキストデータの内容を自動解析し、表現された感情や話題に合わせて自動的にフォントを切り替える「DNP感情表現フォントシステム」を活用。

音声をテキストにした際に、単語が持つ感情やイメージに合わせて、最適なフォントや色を自動的に選択して表示する。フォントや色が変化することで、感情やイメージを読み取りやすくなるだけでなく、テキスト内の重要な部分に目が行き、理解しやすくなるという。

同社はこれまでも、美術館や博物館等に向けて、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)やスマートグラスを使用したガイダンスシステムや新しい鑑賞システム等を開発・提供してきた。

今回は、聴覚障がいがある人と聴者がともに楽しめるサービスの一つとして同システムを開発し、体験会でその効果や課題を検証していく。

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Top Image : © 大日本印刷 株式会社

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