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2020.12.18

知財ニュース

パワースーツ開発ベンチャーGerman Bionic社が2000万USドルの資金調達を発表

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2020年12月14日、ドイツ、アウグスブルグ– ロボティック・エクソスケルトン/パワースーツのグローバル・マーケットリーダーのGerman Bionicは、本日2,000万USドルのシリーズA資金調達を実施したことを発表します。このラウンドはSamsung CatalystファンドとMIG AGが主導し、Stormベンチャーズ、Benhamou Globalベンチャーズ及びアイティファームが参加しました。この資金調達により、German Bionicはマーケットの拡大及びコネクテッド・パワースーツにおけるテクノロジー・リーダーシップを拡大し、独自のクラウド・ロボティクス・プラットフォームの更なる強化に取り組みます。

German BionicのCray Xは世界初のインダストリー向けコネクテッド・エクソスケルトン/パワースーツです。スマート・ファクトリーへ接続、パワースーツが装着者の健康と安全、生産性の向上に役立ちます。スマートで自己学習型のパワースーツは持ち上げ動作を強化、不適切な動作や過度の緊張を防ぎ、腰の筋骨格障害が発症するリスクを軽減します。データによると、Cray Xは事故のリスクを軽減すると同時に、装着者の効率と生産性を大幅に向上させることも証明されています。 主要なアナリストは、エクソスケルトン/パワースーツの世界市場は2030年までに200億USドルを超えて成長すると予測しています。

“人間の作業とインダストリアルIoTを組み合わせた革新的なロボティック・テクノロジーにより、即座に持続可能な方法で、私たちは文字通り、現場の労働者の背中を強化します。測定可能なデータにより、実施された作業の生産性と効率が向上されたことを裏付けています”と、German BionicのCEO、Armin G. Schmidtは述べています。”スマートな人 – 機械システムのマーケットは巨大であり、今、私たちは大きなシェアの獲得、及び多くの労働生活を大幅な改善に取り組む最適なポジションにいます。”とづづけた。

サムスン電子のコーポレート・プレジデント兼チーフ・ストラテジー・オフィサーであり、ハーマンの取締役会会長であるYoung Sohnは、“私たちは、German Bionicの世界をリードするエクソスケルトン/パワースーツの継続的な開発をサポートできることを嬉しく思います。”と述べています。“ エクソスケルトン/パワースーツのテクノロジーは、人間の健康、幸福、生産性の向上に大きな期待を寄せています。マス・マーケットのポテンシャルを持った変革的なテクノロジーになると信じています。”と続けました。

“これまでは、肉体労働における効率の向上と健康増進は、しばしば互いに対立していました。 German Bionicは、このパラダイムを打ち破るだけでなく、肉体労働をデジタル・トランスフォーメーションの一部にし、それをスマート・ファクトリーにすっきりと統合することに成功しました”とMIG AGのマネージング・パートナーであるMichael Motschmannは述べています。“私たちはこの会社に大きなポテンシャルを見出しており、経験豊富な起業家やエンジニア陣のファーストクラスのチームと協力できることを特に嬉しく思います。”

人間と機械のつながりを築く

German Bionicのフラッグシップ製品であるCray Xスマート・パワースーツは、世界で唯一のインダストリー向けコネクテッド・パワースーツです。特別に開発されたGerman Bionic IOクラウド・ロボティクス・プラットフォームと組み合わせることで、リアルタイム・データを提供して機械学習の土台を提供し、ユーザーに価値のあるKPIを導き出すと同時に、リモート・メインテナンスやOTAソフトウェア更新も提供しています。

第4世代のCray Xは、スマート・ファクトリーのエコシステムに簡単に統合でき、特に物流事業および物流の内部プロセスにおいて、スマートな持ち上げ支援として導入されています。持ち上げる動作ごとに最大約30kgのサポートを提供することにより、持続可能且つ測定可能な方法で労働者の健康を保護し、事故のリスクを減らし、エラーの原因を減らし、それによって効率と生産性を向上させます。

このテクノロジーの変革により、人々をインダストリー4.0の焦点に戻し、Cray XおよびGerman Bionicは多くのアワードを受賞しています。 これらには、2019年のバイエルンとドイツ・ファウンダー・アワード、“Land der Ideen”(ランド・オブ・アイデア)、Automaticaアワード、日本でのグッドデザイン賞、ハノーファー・メッセでの有名なエルメス賞へのノミネートが含まれます。

優れたVCシンジケートが200億USドルの市場に投資

German Bionicは、シリーズAラウンドに参加している著名な国際的なテクノロジー投資家陣を誇りに思います。投資家陣には、Samsungのグローバルに活動するマルチ・ステージのVCであるSamsung Catalyst Fundに加えて、米国の投資家Storm VenturesとBenhamou Globalが含まれます。また、投資家シンジケートの一部は、日本のVC企業アイティーファームとミュンヘンを拠点とするVC企業MIG AGであり、MIG AGはCovid-19ワクチン開発企業のBioNTechにも投資しています。

German Bionic について

Cray Xスマート・パワースーツは人の知性と機械のパワーを組み合わせ、装着者の動作をサポート/強化することで、職場での事故や筋肉の圧迫による疾病を予防します。ドイツ・アウグスブルクに本社を置き、ベルリンと東京に拠点を置くGerman Bionicは、欧州で初めてのこうしたイノベーティブな装着ロボットの量産メーカーで、ロボティック・パワースーツをロボティック・アズ・ア・サービス(RaaS)を提供する世界初の企業です。詳細については、www.germanbionic.com/jp/をご覧ください。

Samsung Catalyst Fundについて

Samsung Catalyst Fundは、サムスン電子のエバーグリーンでマルチ・ステージのベンチャーキャピタル・ファンドであり、サムスンのデバイス・ソリューション、モバイル、および家電グループ向けの新しいデータ・エコノミーと戦略的アイデアに投資しています。投資は、モバイルおよびクラウド・サービス、ディープテック・インフラストラクチャ、バイオロジー+テック、およびセーフティ&セキュリティと多岐にわたります。Samsung Catalyst Fundを通じて、起業家はサムスンのグローバル・ブランド、製造と流通、ドメインの専門知識、採用ネットワーク、および世界クラスのイノベーション・フェローによるアドバイスとメンターシップが利用可能になります。 最新のニュースについては、samsungcatalyst.comをご覧ください。

MIG AGについて

MIGは、10億ユーロを超える資産を運用しているドイツの大手VC投資家の1社です。アーリーおよびグロース・ステージのディープテックおよびライフサイエンス・セクターの企業に投資しています。過去6年間で、MIGは複数の成功したイグジットを実現しています: SuppreMol(Baxter Internationalへ、2015年)、sunhill Technologies(Volkswagenへ、2015年)、Ganymed(Astellas Pharmaへ、2016年)、SILTECTRA(Infineonへ、2018年)。また国際証券取引所に複数の企業を上場しています: BRAIN(2017)、NFON(2018)、BioNTech(2019)およびImmatics(2020)。 現在、MIGは28社のアクティブなポートフォリオを持ちます。

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