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2022.08.09

知財ニュース

Google開発、リアルタイム翻訳ができるARメガネを実社会で試験利用へ

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米Googleは、これまで同社ラボ内のみでのテストを進めてきたAR(拡張現実)デバイスのプロトタイプに関して、2022年8月より、屋外そして実社会でもテストを開始すると発表した。テストはGoogle社員や一部の信頼された被験者(Googler)によって行われ、公共の場での小規模な検証を行うとしている。

ARプロトタイプは、リアルタイムでの翻訳と文字起こしが可能なメガネ型のARデバイス。ユーザーと異なる言語を使用する相手との会話をリアルタイムで翻訳、文字に起こし、レンズを通して視界に表示する。

5月より開催された同社主催の開発者向け大規模イベント「Google I/O 2022」にて、その概要や使用時のデモ映像が公開され注目を集めた。

今回同社では、本製品が現実世界で人々の生活にどのように役立つのかを理解するため、同社社員や、数十人の「Googler」と呼ばれる選ばれた信頼できるテスターを被験者として実社会でテストを開始。

悪天候や交通量の多い交差点など、屋内での再現が困難な要素を考慮した実験を進めると共に、取得した画像データの文字情報を翻訳する機能を使った、飲食店のメニューの翻訳や、道案内などへの活用の検討も行うとしている。

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Top Image : ©︎ Google LLC

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