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2024.12.06
知財ニュース
アクセンチュア、京都に生成AI共創拠点の「アドバンスト・AIセンター」開設―京都大学らと連携も
アクセンチュア株式会社は、生成AIなど世界最先端のAI技術を活用した共創拠点「アクセンチュア・アドバンスト・AIセンター京都」を、京都市に開設した。AI技術を駆使しユーザーの抜本的な変革を支援し、日本の経済成長への貢献を目指していく。
同センターは、AIを活用した企業変革構想の着想を促す場として、様々な体験を提供する。来訪者は、音声や画面、そして物理的なロボットを通して対話するセントラルAIに案内され、対話の体験からスタートし、生成AIのインパクトを体感できるという。
例えば、経営計画や組織体制、市場動向などの情報を基に、生成AIが即座に最適な人材リソース配分を提示。科学的な根拠で提示された未来図をもとに、アクセンチュアのプロフェッショナルと共に、経営戦略を議論できる。
同センターの役割は、大きく分けて3つ。まず、「ビジネスの創造」。AIと人間の共生による次世代体験を提供し、AI活用を前提とした企業変革構想の具体化をサポート。倫理的な観点も踏まえ、ビジネス変革の道筋を描いていく。
次に「かつてない生活者体験をもたらすサービスの共創」。世界最先端のAIとデータを駆使し、革新的なサービスを作り出す。専門家チームがAIモデル策定などを支援し、サービスの差別化と革新性を実現する。
そして、「調査と研究開発」。アクセンチュアのグローバルネットワーク拠点や京都大学などの学術機関と連携し、AI技術の人間・社会、ビジネスへの応用に関する調査研究開発を推進。その成果を社会に発信する。
同センターを通じて、経営者のAI理解やAIとの対話を通じた新たな経営の洞察を促し、企業の未来を共に創造していくことが可能とのこと。さらに、京都大学との連携により、最先端技術の情報発信拠点として、世界規模のイノベーション推進に貢献していく。
Top Image : © アクセンチュア 株式会社