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2025.08.18
知財ニュース
NOT A HOTEL、ヘリコプター、クルーザーなど複数のモビリティを必要な分だけ所有できる新サービス「NOT A GARAGE」を開始

NOT A HOTEL株式会社は、ジェットやヘリコプター、クルーザーなど複数のモビリティを“必要な分だけ所有できる”シェア購入モデルの新モビリティ事業「NOT A GARAGE」を開始すると発表した。
NOT A HOTELは、「世界中にあなたの家を」をコンセプトに、世界的な建築家やクリエイターが手がけるデザイン性と、IoTなどのテクノロジーによる快適性を両立した、ハイエンドな別荘を提供している。
同社はこれまで、世界的な建築家やクリエイターが手がける唯一無二の建築を使いたい分だけ所有できるサービスを全国に展開し、「住(住まい)」をアップデートしてきた。創業からわずか5年で8拠点の開業を実現し、2025年7月時点で累計契約高486億円・オーナー数872名を達成している。
今回発表された「NOT A GARAGE」はその仕組みを「モビリティ」に広げ、ジェットやヘリコプター、クルーザーなどの多彩なモビリティをライフスタイルに合わせてシェア購入できる全く新しいサービスだ。
これまで手の届きにくかった移動手段を、より身近に、より自由に所有できるようになる。また、その土地ならではのユニークな体験を融合し、日本中の目的地を繋ぎ、陸・空・海へと暮らしのフィールドを拡大する。
ライフスタイルに合わせて、年間数回の利用から必要な分だけ、モビリティをシェア購入することができる。モビリティの置き場所の心配、面倒な管理や運行手配も一切不要で、予約から利用、支払いまでの一連の手続きはすべてNOT A HOTELアプリで完結できる。
NOT A HOTELのオーナーは自身の宿泊日数を消費しての利用も可能。NOT A HOTELオーナーにとっては、拠点までの移動時間自体も特別となり、NOT A HOTELの楽しみ方がより立体的に広がる。
NOT A GARAGEのラインナップ第一弾として、ポーランド・Sunreef Yachts社製のカタマラン「SUNREEF 80 POWER NOT A GARAGE EDITION(SUNREEF 80 POWER)」の販売を開始した。日本初上陸モデルに、NOT A HOTELが独自の内装デザインを施した特別仕様の一艇となっている。
全長23.8m、最大42名が乗船可能な船体には、バーカウンターを備えるサロンやジャグジー付きの屋外テラス、10名掛けのダイニングテーブルを据えた屋上テラス、全室シャワー付きの4つのベッドルームを完備。海上プール「SEAPOOL」も用意し、陸上の別荘とは異なる、海の上ならではの体験を提供する。
「SUNREEF 80 POWER」のオーナーには、広島空港〜港まで専用車両で無料送迎や港での完全個室ラウンジ利用、専属のシェフや寿司職人が同乗し、1組だけのためにさまざまな料理の提供など付帯サービスが提供される。NOT A HOTEL SETOUCHIオーナーは、「SUNREEF 80 POWER」の所有権も合わせて持つことで、SETOUCHIでの体験がさらに広がる。
「SUNREEF 80 POWER」は、2026年春に開業するNOT A HOTEL SETOUCHIエリア(広島県・佐木島)を起点に運航予定だ。「NOT A HOTEL SETOUCHI」と「SUNREEF 80 POWER」を組み合わせれば、陸と海を自由に行き来する全く新しい体験が広がる。
同社は今後、プライベートジェット、ヘリコプター、車、他のクルーザーなど、多彩なモビリティと体験の展開を計画している。また、利用回数を消費するかたちで、所有していないモビリティの利用が可能になる仕組みも整備予定だ。
Top Image : © NOT A HOTEL 株式会社