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2023.03.06

知財ニュース

世界的有名歌手Rihanna(リアーナ)がNFTを販売─曲の収益を自動分配、数分で完売するも、取引停止措置に

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世界的有名歌手であるRihanna(リアーナ)の楽曲『Bitch Better Have My Money』のNFTコレクションが2023年2月9日に世界最大のNFTマーケットOpenSeaで販売され、210ドル(約28,000円)で販売され数分で完売した。収益は63,000ドル(約850万円)に及んだ。

同曲は、米現地時間2月12日に開催されたアメリカ最大のフットボールの祭典「第57回NFLスーパーボウル」のハーフタイムショーでも披露されたヒット曲。プロデューサーであるジャミール・ピエールは、アーティストや楽曲の権利保有者の収益化を支援するヨーロッパのNFTプラットフォーム・AnotherBlockで、ストリーミング権の一部をNFTとして300個限定で販売した。NFTトークンは、ストリーミング使用料の0.0033%に相当し、年率6.5%のリターンが見込まれている。

しかし、OpenSeaでは、「第57回NFLスーパーボウル」ハーフタイムショーの前日となる2月12日に、無断で本NFTの販売を停止。OpenSeaの担当者は、理由として、NFTが曲の部分的な所有権であることと、将来の利益につながりうるNFTを許可していないことを理由に挙げているが、Michel “bigmich” Traore氏をはじめトークン所有者はOpenSea の決定に不満を感じているという。

幸い本NFTは、AnotherBlockでは、Discordサーバーを通じて取引可能であることが通知されている。今回のOpenSeaの対応は、関係者へ更なる波紋を広げそうだ。

Decryptの参照記事

Rihanna(リアーナ)公式サイト

AnotherBlock 特設サイト

Top Image : © Rihanna

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