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2024.06.18

知財ニュース

AI搭載の階段昇降可能なロボット掃除機「Ascender」が2億円調達

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2022年に創業した米国のスタートアップ、MIGO Roboticsが開発した階段の昇降可能なロボット掃除機「Ascender」が注目を集めている。このロボットは、世界で初めて階段を昇降できる掃除機・モップクリーナーとされ、クラウドファンディングサイトKickstarterでプロジェクトを開始し、2億3千万円以上の支援を獲得した。

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Ascenderの最大の特徴は、最大約22cmの段差を昇降できる機能を持ち、階段だけでなく、障害物や床の段差も乗り越えることができる事だ。この技術により、階段や上の階も含め家中を自動で掃除できるという。製品名の「Ascender」は「昇る人」を意味するが、階段を「降りる」こともできるため、階段を昇降しながらの複数フロア、ソファーの下など狭い場所の掃除が可能だ。

本体は幅42cm×28.5cm、高さ10cmで、9700Paの強力な吸引力でフローリングやカーペットの清掃に対応し、拭き掃除機能も搭載。一般の掃除機やモップ掛けロボットに比べて3倍の圧力を提供し、1分間に3000回の高速スクラブを実行する。さらに、1万2000mAhの大容量バッテリーも積載している。

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AscenderはHDカメラ、高精度LiDAR、6つのToFセンサーを装備し、先進のAIアルゴリズムを用いて環境を認識し、経路を計画、障害物を回避する。初めての使用時に家の環境を把握し、最適な清掃ルートを生成。専用アプリを通じて清掃箇所やスケジュールを設定でき、3Dマップ表示でAscenderの動きをリアルタイムで追跡可能だ。

MIGO Roboticsは、大規模言語モデルと実装されたAIを基盤に、知能ロボットの開発に取り組んでおり、Ascenderは同社の技術力とビジョンを象徴する製品として、テクノロジーによる生活の向上を目指している。

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Top Image ©️: MIGO Robotics

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