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2024.07.19
知財ニュース
飲み過ぎ防止に最適、ビールが少量ずつ流れる「ゆっくりビアグラス」抽選販売開始
「よなよなエール」などのクラフトビールを製造・販売する株式会社ヤッホーブルーイングは、適正飲酒を促進するために、ビールが少しずつしか流れてこない“飲みづらい”グラス「ゆっくりビアグラス」を開発した。
このグラスは、くびれ部分によって流れ出るビールの量が制限されるので、ビールが少量ずつしか流れ出ない設計で、ゆっくりと飲むことができる。砂が流れ落ちることで時を刻む「砂時計」がモチーフだ。飲酒ペースを抑え、飲み過ぎを防ぐ効果がある。
上部はワイングラスのように湾曲した構造のため、ビールの香りを楽しむことが可能。350ml缶1本分を注ぐことができる。東京ガラス工芸研究所と共同で製作され、職人の手作業で作られている。
7月16日から公式通販サイト「よなよなの里」で限定10個を抽選販売する。また、ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS 新虎通り店」と東京都中野区のビアバー「麦酒大学」でも期間限定で提供を開始する。
調査によれば、約6割の人が外食で、約4割が自宅で飲み過ぎた経験があり、その主な原因は「飲むペース」にあることが分かった。実際に「ゆっくりビアグラス」を使用した人の93.8%が「飲みづらい」と回答し、適正飲酒に役立つと評価されている。肝臓専門医の尾形哲氏は、ゆっくり飲むことで肝臓へのダメージを軽減できると述べている。
科学的には、適量のアルコール摂取は健康にプラスの影響をもたらすことがあるが、過剰摂取は逆効果であるとされている。ヤッホーブルーイングは、今後も「ゆっくり飲む」という新しい飲み方を提案し、ビールファンの健康と幸せをサポートしていくとしている。
Top Image : © 株式会社 ヤッホーブルーイング