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2024.05.24

知財ニュース

AIを活用して理想の空間をカスタマイズ―イケア、デジタルホームデザインツール「IKEA Kreativ」を導入

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イケアは、AIを活用した新しいデジタルホームデザインツール「IKEA Kreativ/イケア クリアティーヴ」を2024年2月27日(火)から導入している。ユーザーはIKEAアプリ、またはイケアのウェブサイトから利用可能だ。

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「IKEA Kreativ」には、これまでのイケアの家での暮らしに関する知識やデータと、最新のAIおよびコンピュータービジョンのテクノロジーが使用されている。

ユーザーは、スキャンした自分の部屋のデジタル空間にイケアの家具やアクセサリーを配置し、自分の生活空間を自由にデザインできる機能と、イケアが用意した3Dショールームを元にデザインを変更できる、2つの機能が備わっている。

ユーザーは自分の部屋をスキャンし、スキャンした部屋が正確に把握されたデジタル空間が生成される。AIアルゴリズムにより、この生成されたデジタル空間から既存の家具の一部またはすべてを消去し、新しい家具の配置や模様替えを簡単にデザインすることが可能だ。本機能の中核となるテクノロジーは、Ingkaグループが2020年4月に買収したシリコンバレーのAIスペシャリスト、Geomagical Labsによって開発された。

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IKEAアプリ上で操作ができるため、スマートフォンやタブレットで気軽に楽しめるほか、パソコンからイケアのウェブサイト上でも使用でき、デザイン空間を3Dで視覚化できるため家具の買い替えがよりイメージしやすくなる。

取り込んだ空間のデータはイケアのウェブサイトを通してパソコンでもデザインが可能だ。

また、50を超えるインスピレーションあふれる3Dの空のショールームやデザイン済みのショールームをベースに、イケアの商品の配置やコンビネーションのアイデアを試すことができる。自分の部屋をスキャンする必要はなく、ショールームの画像を選択し、デザインの一部の商品を違う商品に変更したり、新たに商品を追加するなど自分だけのショールームをつくることができる。

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デザインした理想の空間を後でも見られるようにアカウントに保存することが可能。さらに、アイデアを家族や友人と共有することもできる。イケア店舗での購入や、選択した商品をオンラインで購入することも可能で、より自分の部屋と理想の空間をイメージして買い物することができる。

プレスリリースはこちら

「IKEA Kreativ/イケア クリアティーヴ」

Top Image : © イケア・ジャパン 株式会社

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