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2024.03.21

知財ニュース

凸版印刷、透明ディスプレイに話した言葉を即表示─「VoiceBiz®UCDisplay」開発

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凸版印刷は、2018年から提供している多言語コミュニケーションを支援する音声翻訳サービス「VoiceBiz®」を活用し、透明ディスプレイに発話内容の翻訳結果を表示することで対面での円滑な多言語コミュニケーションを実現する「VoiceBiz®UCDisplay」を開発した。

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同サービスは、「VoiceBiz®」が持つ国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した国産翻訳エンジンを活用している。

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日本語をベースとした15言語に対応する翻訳により、日本語・外国語間の高い翻訳精度と、自治体、学校、観光業界など様々な窓口対応に多用される専門用語を標準搭載。導入先が独自に商品名、地名、人名などの固有名詞の登録もできるため、様々な業界の受付窓口へ活用が可能だ。

また、開始・終了のボタンタッチ不要で音声を認識する連続対話の機能により、自然な会話の中での言葉の翻訳結果が、受付対応者と相談者の間に設置された透明ディスプレイ上に字幕として表示される。

同サービスの活用により、アプリの操作を必要とせず、相手の表情を見ながらの円滑な多言語コミュニケーションを実現する。聴覚障がい者や言語障がい者などへの対応も可能としている。

同サービスは、2023年1月末より順次、西武ツーリストインフォメーションセンター池袋や東京観光案内窓口の拠点で実証実験を行い、2023年6月より自治体、観光業界、学校などの窓口業務に向けて販売されてきた。

同社は今後、同サービスの実証実験を企業や自治体などと進めていく。訪日外国人の対応が多い自治体窓口や観光施設の受付、ホスピタリティ向上やユニバーサル対応を進める交通機関の窓口・ホテルや企業の受付などへの導入拡大を目指すという。

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「VoiceBiz®UCDisplay」専用ページ

Top Image : © 凸版印刷 株式会社

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