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2024.11.14

知財ニュース

Apple、生成AI「Apple Intelligence」の提供を開始―文章作成や要約、画像から不要物の削除が容易に

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Appleは、iPhone、iPad、Macのユーザー向けの生成AI「Apple Intelligence」の提供を10月29日より開始した。

「iPhone 15 Pro」「iPhone 16シリーズ」、Mシリーズチップを搭載したMac、iPad、および「iPad mini(A17 Pro)」に対応し、iOS 18.1、iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1において無料のソフトウェアアップデートにより利用できる。日本語対応は2025年の予定だが、日本でも言語設定を英語に設定すれば利用可能。

「Apple Intelligence」は、より精度の高い文章の作成や、通知、メール、メッセージの要約表示、より自然で有能なSiri体験、クリーンアップを使った画像から不要な対象物を削除する機能など、ユーザーのクリエイティビティを高める要素が満載。

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特筆すべき主な機能は6つ。

ワンタッチで適切な文体に書き換えてくれる進化した「作文ツール」や、質問の答えを画面で教えるなど強化されたSiri、特定の人物やシーンを自然な言葉で検索できる写真アプリ、重要メールを受信ボックスの先頭に表示してくれたりメールを要約してくれる通知機能、通話の録音機能が追加された電話アプリ、音声文字起こし機能が追加されたメモアプリが揃う。

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さらにApple Intelligenceはあらゆる段階でユーザーのプライバシーを保護するように設計されており、このプライバシーに関する約束が守られているかを継続的に検証するために、業界で初めて、独立した専門家がAppleシリコン搭載のサーバ上で実行されるコードを調べることも可能になった。

Appleは、今回のリリースはあくまでも初期機能で、今後数ヶ月の間にさらに機能が追加していくことを示唆している。

プレスリリースはこちら

Top Image : © Apple inc.

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