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2023.02.10

知財ニュース

光の吸収で色が変化、レアアースをリサイクルした工芸グラス「Re.Neo(リ・ネオ)」販売開始

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室蘭工業大学、株式会社マテック、株式会社深川硝子工芸の3者は、ハイブリッド車のバッテリーから抽出したレアアースをリサイクルしてガラスに混ぜ込んだ、光の吸収で色が変わる工芸グラス「Re.Neo(リ・ネオ)」の販売を開始した。

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「Re.Neo」は、ニッケル水素電池に含まれるレアアース(希土類、レアメタル)の一種であるネオジムを混ぜ込んだリサイクル工芸グラス。特定の光を吸収するネオジムの性質により、太陽光では紫色に、蛍光灯の下では水色に一瞬で変わる特性を持っている。

商品は、高温で溶かしたガラスを金属棒で巻き取って成形する伝統技法で製作。廃棄物から付加価値の高い商品をつくる「アップサイクル」の象徴的作品ともいえるこの工芸ガラスの商品化は、ガラス工芸品では世界に類を見ない試みという。

なお、「Re.Neo」の研究は、国内唯一のレアアース研究組織である室蘭工業大学希土類材料研究センターが研究統括し行なっている。廃車となったハイブリッド車のニッケル水素電池を株式会社マテックの工場で破砕・ネオジムを抽出し、小樽切子で有名な株式会社深川硝子工芸が製品化している。

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販売価格は、専用木箱入りで16,000円(税別)。2023年1月15日からMATEC PRODUCTS、MATEC PRODUCTS STORE(オンライン販売)、室工大カフェTENTOなどで販売を開始する。

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Top Image : © MATEC PRODUCTS

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