News

2022.07.13

知財ニュース

国内初、食用コオロギを使用したメニューが機内食として搭載─国際線4路線にコオロギパウダー使用の料理が登場

sub2

徳島大学発のベンチャー企業として、食用コオロギに関連する品種改良・生産・原料加工・商品開発・販売を一貫して国内で行う株式会社グリラスは、株式会社ZIPAIR Tokyoの販売する機内食メニューの食品原料として、国産食用フタホシコオロギを粉末化した自社商品「グリラスパウダー」を提供開始した。

main

グリラスパウダーを使用した「トマトチリバーガー」と「ペスカトーレ」の2種のメニューは、ZIPAIRの運航する国際線4路線にて搭載され、2022年7月1日(金)より事前購入が開始された。機内食への食用コオロギの導入は国内初事例となっている。

今後もグリラスは、事業パートナーとの連携を拡大し、国内外に向けて環境負荷の低い新たなタンパク源としての食用コオロギの普及を目指す。また、食品ロスを餌に活用した食用コオロギを提供していくことで、「タンパク質危機」と「食品ロス」の2つの社会課題の解決を目的とした企業活動を進めていくとのこと。

sub1 ▲トマトチリバーガー(1,500円)※消費税免税、要事前購入  バンズとパティ、トマトソースにグリラスパウダーを混ぜ込んだハンバーガー。辛みスパイスを効かせたトマトソースが味の決め手となっている。

sub2 ▲ペスカトーレ(1,500円)※消費税免税、要事前購入  トマトをふんだんに使用したソースに、ソフトシェルシュリンプ、たこ、いか、小柱の入ったパスタ。ソースにグリラスパウダーが含まれている。

グリラスでは他にもサーキュラーフード(持続可能な社会の実現にあたり、環境負荷の低減を目指し、かつ食品ロスを主要原料として活用すべく開発された新技術を用いて生産された循環型の食材及び食品)をコンセプトとしたオリジナルブランド「C. TRIA(シートリア)」を展開している。これまでに、「2021年日経優秀製品・サービス賞 日経産業新聞賞」を受賞した2種を含む商品を複数開発し、現在は小売向け商品として大判クッキーとプロテインバーをファミリーマートが展開するストアブランド「ファミマ!!」にて販売している。将来の食料生産への新たなアプローチとなる食用コオロギ、気になる人はまずはコンビニを覗いてみてはいかがだろうか。

ニュース原文(1)(2)(3)

グリラスに関するニュース記事はこちら

Top Image : © 株式会社 グリラス

広告