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2023.08.09
知財ニュース
JR九州がAI活用、LINEで忘れ物を探せる「落とし物クラウドfind」導入─24時間対応、9月1日から
JR九州は株式会社findが提供する「落とし物クラウドfind」を導入し、JR九州の駅や列車内での忘れ物について、AIを活用し24時間LINEでの問い合わせに対応する。LINEでの問い合わせ開始は9月1日からを予定している。
利用者は、findのLINE公式アカウント(ID:@jrkyushu_find)を追加し、必要事項を入力する。対応はAIおよびオペレーターが行い、落とし物が見つかった場合は指定の保管場所へ届けられるという仕組み。
従来の落とし物対応は、駅係員やJR九州お忘れ物案内ダイヤルに直接問い合わせなければならない。JR九州では、駅や列車内において毎年20万件近くのお忘れ物を取り扱っていることもあり、アナログな部分が大半の従来の管理システムでは対応までの時間がかかりすぎることが課題視されてきた。
今回、「落とし物クラウドfind」を導入することで、落とし主の「連絡するだけでも大変」「探したくても見つからない」という悩み・不安を、テクノロジーの力によって解決するだけでなく、AIの活用によってスマートな落とし物対応業務を実現することができる。
JR九州執行役員鉄道事業本部営業部長 三浦基路氏は、「落とし物クラウドfindを導入することで、お客さまによりスムーズなサービスを提供できるようになる。今後も業務のDX化や新たなテクノロジーなどを活用して駅係員の業務負担軽減を図るとともに、お客さまに満足いただけるサービスを提供していきたい」と期待を示す。
Top Image : © 九州旅客鉄道 株式会社