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2025.08.15
知財ニュース
JALと岩谷技研、世界初の「気球での宇宙遊覧フライト」第一号機のネーミングを「かざぶね」に決定

JALは、岩谷技研と、宇宙遊覧体験の事業化を目指し、協業を開始する。岩谷技研が主催する、気球による宇宙遊覧の事業化および普及を目指す日本発の共創プロジェクト「OPEN UNIVERSE PROJECT」にJALが参画することで、事業開発および技術開発において両社が連携して取り組む。
同プロジェクトの目的は、限られた人だけのものであった宇宙を、誰もが安全かつ手頃な価格で体験できる「宇宙の民主化」を推進すること。
世界初となる気球による宇宙遊覧フライトを、2025年6月以降に打ち上げを予定しており、実現すれば気球での成層圏への商用フライトとしては世界初となる。(岩谷技研調べ)
この未来への挑戦を象徴する宇宙遊覧フライトの商用第一号機のネーミングは、一般公募を経て「かざぶね」に決定した。
同プロジェクトでJALは、長年の航空運送事業で培ってきた安全運航のノウハウ、快適な空の旅をデザインする体験設計の知見、そして高度な技術力や人財育成の経験といった、自社の持つ資産を最大限に活用。岩谷技研が開発する気球技術と連携し、夢物語であった宇宙旅行を現実のものとして社会に普及させることを目指していく。
今回の協業は、単に新しい旅行サービスを創出するだけでなく、日本の宇宙産業に新たな可能性を切り拓くもの。空のプロフェッショナルであるJALと、革新的な気球技術を持つ岩谷技研のタッグに大きな期待が寄せられている。
Top Image : © 日本航空 株式会社