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2024.11.14
知財ニュース
全国初、ティアフォーが一般道での自動運転レベル4認可を取得―自動運行装置「AIパイロット」
自動運転技術を開発する株式会社ティアフォーが、長野県塩尻市の一般道で、ドライバー不要の自動運転システム「レベル4」の認可を取得した。歩行者や一般車両が行き交う一般道において、車両最大時速35kmでの走行によるレベル4認可は全国初。認可の対象は、塩尻駅と塩尻市役所を結ぶルートとなる。
今回認可されたのは、ティアフォーが開発した自動運行装置「AIパイロット」。オープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware」をベースに、それに対応したセンサーシステム、コンピュータシステム、車載情報通信システムから構成され、様々な車両に搭載可能なシステムとなっている。
政府は「デジタル田園都市国家構想戦略」において、2025年に約50箇所、2027年に100箇所以上での自動運転サービスの導入を目指しており、塩尻市は国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業(自動運転事業)」に採択され、自動運転の社会実装を進めてきた。
ティアフォー 代表取締役社長CEO 加藤真平氏は、「ティアフォーでは自動運転移動サービスの社会実装を進めており、塩尻市でのレベル4認可の取得はその大きな一歩。今後も研究開発と実証実験を重ね、社会実装を加速させていきたい」とコメント。
ティアフォーは、今回のレベル4認可取得で得たプロセスや設計は公開し、自動運転の普及を加速させていく方針だ。
Top Image : © 株式会社 ティアフォー