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2021.09.08

知財ニュース

「コクヨデザインアワード 2022」が開催決定、テーマは「UNLEARNING」―これまでの常識をリセットしてデザインの可能性を探る

kokuyo

コクヨ株式会社が「コクヨデザインアワード 2022」の開催を決定した。

「コクヨデザインアワード」は、使う人の視点を盛り込んだ優れたデザインを広く集め、商品化を目指すコンペティションだ。2002年にスタートし、これまでに「カドケシ」や「和ごむ」といったユニークな商品を世に送り出してきた。近年は、次世代を担うデザイナーの発掘と支援にも力を入れ、作者との共創から生まれた「本当の定規」「白と黒で書くノート」はこれまでにない機能とデザイン性で話題を集めた。

▼カドケシ〈2002 佳作〉

カドが多数付いていて、細かい部分も楽に修正が可能な消しゴム。

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▼白と黒で書くノート〈2018 優秀賞〉

灰色の紙に黒と白の文字を書くノート。「紙の色に対して暗い色の文字と明るい色の文字は同時に読みにくい」という視覚が持つ性質を利用することで、大切な部分を際立たせる、周辺情報を十分に記せる、光と影を描けるなど、ノートの新しい使い心地が生まれる。

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▼本当の定規〈2014 優秀賞〉

一般的な定規のように「太さがある線」ではなく、幾何学の定義でいうところの線=「太さがない線」で目盛りを表現した定規。等間隔に並べた面と面との間に生まれる「境界線」で位置を示し、より正確な長さを計ることができる。

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過去の商品化事例:https://www.kokuyo.co.jp/award/archive/goods/

今回で19回目となる「コクヨデザインアワード 2022」では『UNLEARNING』をテーマに作品募集を行う。パンデミックを機に、潜在していた社会課題が浮き彫りになる中、これまで疑うことのなかった知識や感覚、積み上げた経験を一度リセットし、それぞれがありたい未来を描くことで生まれるデザインの可能性を探る。

審査員には、川村真司氏(Whatever チーフクリエイティブオフィサ―)、田根剛氏(建築家)、柳原照弘氏(デザイナー)に加えて、新たに吉泉聡氏(TAKT PROJECT 代表)を迎える。作品の募集は2021年8月20日(金)から10月15日(金)まで。

■「コクヨデザインアワード2022」の主な募集要項

1.テーマ:UNLEARNING
世界は根こそぎ変わろうとしている。
旧い枠組みを倒すのは、経済なのか、科学なのか、情報なのか、それともクリエイティブの力か。人間の感覚から遠ざかったところで新しい常識がつくられ、未来の形が定められるのは窮屈すぎる。
デザインは、逆らうことができる、批判することができる、多様性を示すことも知識や理想を壊すこともできる。誰も信じて疑ってこなかった真実にもう一度フォーカスして、モノとデザインの関係を再構築しよう。社会も思想も人も暮らしもうごめいているときに絶対的なものなど何もない。グランドデザインはUNLEARNING の先にある。

2.募集対象: 働く、学ぶ、暮らすシーンで用いる文具・家具・道具全般

3.募集期間: 2021年8月20日(金)~10月15日(金)

4.審査員: 川村 真司(Whatever チーフクリエイティブオフィサー)
      田根 剛(Atelier Tsuyoshi Tane Architects 代表/建築家)
      柳原 照弘(デザイナー)
      吉泉 聡(TAKT PROJECT代表/デザイナー)
      黒田 英邦(コクヨ株式会社 代表取締役社長)

5.賞および副賞:グランプリ 1点(副賞200万円)
         優秀賞 3点 (副賞各50万円)
         ※賞金は源泉税、復興特別所得税などの税金を控除した金額
         ※賞によっては「該当なし」となる場合もあります

6.審査基準: ①テーマの解釈、②プロダクトデザインの完成度、③商品化の可能性

7.審査発表: 2022年3月12日(土)予定

詳しい募集要項こちら

詳細はこちら

Top Image :©コクヨ株式会社

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