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2021.12.06
知財ニュース
黒板アプリ「Kocri」が最新版「Kocri for Cloud」リリース―生徒との連携機能が追加、無料体験版もスタート
黒板・ICT教育機器メーカーの株式会社サカワは、ハイブリッド黒板アプリ「Kocri(コクリ)」シリーズの最新版「Kocri for Cloud」を開発。2021年11月15日から販売を開始し、同時に、教育機関を対象に「Kocri for Cloud無料体験版」の申込受付を開始した。
ハイブリッド黒板アプリ「Kocri(コクリ)」シリーズは、黒板と電子黒板の良いところを兼ね備えた授業支援アプリで、タブレット端末とプロジェクターを使って、動画や画像を一瞬で黒板に映し出すことができる。
従来のKocriはあくまでも「先生」のためのアプリだったが、Kocri for Cloudでは「先生と児童生徒」に対象を広げ、新たに生徒端末との連携機能を追加した。また、ブラウザアプリ化(クラウド化)したことで、Windows・macOS、タブレットの機種に関係なく、インターネット環境とブラウザ(Google Chrome推奨)さえあれば利用でき、最新の状態を保つことができる。
Kocriは「黒板(またはホワイトボード)との親和性」を重視した設計で、教師端末の画面を「黒板に投影」した時に真価が発揮される。白黒反転、虫食い問題機能、ガイド線表示、タイマーなど、従来から好評だったKocriならではの「デジタルの便利さをちょっとだけ付け足す機能」は、UIデザインを一新してさらにレベルアップ。 チョークで書くのが大変な長文、図形や難しい絵など、印刷して磁石で貼らずとも、黒板にパッと映し出せる。
教師端末で作成したスライドを、ワンタッチで生徒端末に一斉に配信できる。一度共有されたスライドは、生徒端末から何度でも振り返りが可能になり、 「生徒が、スライドを手元で確認して授業の復習を行う」 「生徒が、スライド上で作成された問題に回答する」といった際に効果を発揮する。スライドに映し出した「問題」は、授業中だけでなく、授業のあとに宿題として手軽に共有できる点も便利だ。
また、小テストや予想問題、アンケートに実践的な問題フォーマットを3つ用意している。 事前に用意した選択肢から回答を選んでもらう「選択式」問題 、生徒に自由にテキスト入力してもらう「テキスト自由入力」問題 、生徒にペンツールで描いてもらう「お絵描き」問題のフォーマットを活用できる。
生徒は、手元のタブレット端末で回答を行い、集まった回答はリアルタイムで集計・分析も可能。黒板に投影し、意見や考えを見比べたり、気になった回答を拡大して紹介することもできる。
Kocri for Cloud特有の機能としては、虫食い問題のような教材が簡単に作れる「目隠し機能」や、学習サイトやYouTubeなど既存ツールへの切り替えがスムーズに行える「リンク機能」が実装されている。
Top Image : © 株式会社 サカワ