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2023.11.29
知財ニュース
パナソニック、AI技術でグリーンバックなし映像合成─映像撮影ソフトウェアプラットフォームの提供を開始
パナソニック コネクト株式会社は、業務用カメラの撮影運用をサポートする新たなソフトウェアプラットフォーム「Media Production Suite」を2023年10月31日より提供開始した。
このプラットフォームは、既存のリモートカメラシステム向けソフトウェアを統合し、多彩な有償プラグインを提供するソフトウェアプラットフォーム。多様な機能を同一のGUI画面で利用することができ、スマートオペレーションによる業務の効率化や映像演出の高度化を簡単操作で実現する。
「Media Production Suite」の主な特徴は、複数のカメラの一元管理が可能なこと。多様な機能を一つのグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)で利用することができ、これにより、操作の簡略化と映像演出の高度化が可能になった。
標準搭載の「Device View」機能では、カメラのネットワーク設定や設置後の状態確認、電源操作など、一台のPCから複数のカメラを一元管理が可能。複数のカメラも、ネットワーク経由での部屋ごとの管理や機器トラブルの防止をサポートできる。また、「PTZ Control(リモートカメラ制御)」機能を用いると、PCからリモートカメラの遠隔操作が可能だ。
さらに用途に応じた有償プラグインが追加可能。例えば、顔認証と人体検出による高精度な自動追尾を実現する「Auto Tracking」プラグインや、AI技術を利用し、グリーンバック無しで背景合成が可能な「AI Keying」機能を含む「Video Mixer」プラグインなどが提供される予定だ。これにより、作業の省力化と同時に高品質な映像演出を実現する。
Top Image : © パナソニックコネクト 株式会社