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2024.12.25

知財ニュース

世界初、メトロウェザーが国際ヨットレースにてリアルタイム風況観測データを配信―独自開発の風況計を活用

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京都大学発スタートアップのメトロウェザー株式会社は、滋賀県で開催された国際ヨットレース「BIWAKO DRAGON INVITATION 2024」で、世界初のリアルタイム風況観測データ配信に成功した。

同社が、独自開発したレーザー風況計「ドップラー・ライダー」を活用。刻々と変化する琵琶湖の風速と風向をリアルタイムに計測した。

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データは、レース会場の大型ビジョンに表示され、選手や観客に提供された。レース中のヨットの位置情報はGPSで追跡。風況データと組み合わせることで、視覚的に分かりやすい3Dグラフィック動画として配信された。

これまでのヨットレースでは、予測に基づく風況情報しか利用できなかったため、リアルタイム風況観測データの配信は世界初の試みとなる。

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選手からは、リアルタイムデータへの驚きと、練習やレース分析への活用を期待する声が上がった。また、大会運営関係者からは、安全管理や競技運営、観客への情報提供といった様々な活用シーンでの可能性が示唆されたという。さらに、GPSデータ提供元のTrac Trac JAPANからも、セーリング競技全体への活用に期待を寄せる声が寄せられた。

今回使用された「ドップラー・ライダー」は、人体に無害な赤外線レーザーを使って風況(風向き・風速)を高精度に測定する装置。従来製品より小型・軽量・低コストながら、最大半径15kmという広範囲の計測を実現した。この技術は、インフラ整備など、安全で快適な環境づくりに貢献するものとして期待されている。

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Top Image : © メトロウェザー 株式会社

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