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2024.06.26
知財ニュース
ニューヨーク州、スマホで使える運転免許証「モバイルID」導入開始
ニューヨーク州のキャシー・ホクル知事は、州発行の運転免許証、仮免許証、または身分証明書のスマートフォン用で、高度に安全なデジタル版であるニューヨーク・モバイルIDを開始したと発表した。
この新しいモバイルIDは、ニューヨーク市民の利便性とセキュリティのために設計されたもので、iOSおよびAndroidユーザーが利用できる。州発行の有効な運転免許証、仮免許証、または非運転者IDを持っている人は誰でも、Google PlayまたはApp Storeからアプリをダウンロードして利用できる。
このIDは、運輸保安局(TSA)との提携により、ラガーディア空港とジョン F. ケネディ空港の全ターミナルを含む、全国約30の参加空港のTSAセキュリティ チェックポイントで受け入れられるようになるとのこと。これにより、ニューヨーク市民は空港のセキュリティスクリーニングで簡単に安全に本人確認を行うことができるようになる。また、他の州や国を含む、このIDを受け入れている他の企業、会場、組織でも利用ができる。
ホクル知事は、「モバイルIDのユーザーとそれを受け入れる人々に利便性とさらなるセキュリティを提供するこの最先端技術をニューヨーク市民に提供できることを嬉しく思います」、「ニューヨーク市民はIDを素早く表示できるだけでなく、共有する個人情報を管理できるようになります。」と述べている。
ニューヨーク・モバイルIDの導入は、ニューヨーク州民にとって大きな利便性を提供するだけでなく、安全性の向上にも寄与する。この革新的な技術により、ニューヨーク州はデジタル化の進展を推進し、市民の生活をより快適で安全なものにすることを目指している。
Top Image : © ニューヨーク州