News

2023.04.13

知財ニュース

ユーグレナ、宇宙での地産地消を見据えた宇宙食「2040年サステナブルラーメン」のクラウドファンディング開始、宇宙培養できる食材

d36462-435-b2e030c298fc97851f8e-1

株式会社ユーグレナは2023年3月22日、宇宙空間での地産地消を目的とした「宇宙食3.0」への挑戦として、「2040年サステナブルラーメン」の開発を発表した。あわせて支援者を募るクラウドファンディングを募集開始した。

d36462-435-cf6b65c390cbe48e0726-0

「2040年サステナブルラーメン」は、宇宙のような特殊で閉鎖的な環境でも発育・栽培できる可能性を秘めた食材を活用した即席カップ麺。宇宙空間での「食」の地産地消を実現し、宇宙での長期滞在でもサステナブルで栄養バランスの優れた食事の提供を目指す。

スープには、必須脂肪酸やDHAを多く含み、宇宙空間での培養の研究も進められている「微細藻類オーランチオキトリウム」を使用。麺には、生命力が強く、化学肥料や農薬に頼らずに高品質な生産ができる「カムット小麦」から作られ、モチモチとした食べ応えが特徴になっている。

d36462-435-b2e030c298fc97851f8e-1

d36462-435-bfed0eb2006a8326d214-2

またチャーシューには、ネクストミーツ株式会社の植物由来の代替肉に、宇宙でも培養できると注目されている微細藻類ユーグレナを加えて乾燥させ共同開発した代替肉「NEXTユーグレナ焼肉EX」を使用し、本物の肉とそん色ない美味しさと高い栄養価を実現。

野菜には、砂漠でも栽培でき、緑黄色野菜と果物の両方の栄養素を含むスーパーフード・ウチワサボテンの茎が使用されている。

d36462-435-9a3fb1f9c887dcab2848-4

d36462-435-dad7ca08c9423b0d31d9-5

宇宙での長期滞在では、地上で調理したものを宇宙に持っていく「宇宙食1.0」から、食材だけ持っていき宇宙空間で調理する「宇宙食2.0」、そして宇宙空間で地産地消を実現する「宇宙食3.0」への進化が必要と考えられている。そこで同社は本製品を開発。宇宙での食料自給問題の解決を目指す。

クラウドファンディングは、CAMPFIREの運営する、社会問題と向き合う人のクラウドファンディング「GoodMorning」で5月15日まで開催しており、5月以降返礼品を送付予定とのこと。気になる方はチェックしてみてはいかがだろうか。

プレスリリースはこちら(1)(2)

「2040年サステナブルラーメン」クラウドファンディングページ

「NEXT MEATS(ネクストミーツ)」知財記事

Top Image : © 株式会社 ユーグレナ

広告