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2022.08.29
知財ニュース
日本発のVR演劇『Typeman』が第79回ヴェネチア国際映画祭にノミネート─XR部門「Venice Immersive」で
株式会社WOWOWと株式会社CinemaLeapが共同製作したVR演劇「Typeman」が、第79回ヴェネチア国際映画祭クロスリアリティ(XR)部門「Venice Immersive」にノミネートされた。メタバース空間でライブパフォーマンスを行なう、新たなエンターテインメントの形が注目されている。
ヴェネチア国際映画祭は、本年で79回を迎える世界最古の歴史を誇る映画祭であり、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭の一つに数えられている。
本映画祭のVR部門は、 2017年に新設され、本年で6回目を迎える。また、本年度から、VR部門「Venice VR Expanded」をXR部門「Venice Immersive」とし、バーチャルリアリティ技術だけでなく、あらゆるXRの創造的表現手段に対象を広げている。
「Typeman」は、メタバース空間でアクター(演者)がリアルタイムに実演する、演劇型のコンテンツだ。Typemanを演じるアクターと複数の体験者が、一度に一つのバーチャルワールドに入り、間近でアクターの実演を鑑賞したりアクターと体験者がコミュニケーションをとりながらストーリーを進め、楽しんでもらう作品となる。
本作品は、CinemaLeapと共同製作した「Beat」「Clap」に続き、VRアニメーション監督の伊東ケイスケが監督し、同社としては3年連続のノミネートとなった。本年のヴェネチア国際映画祭は、2022年8月31日から9月10日まで開催される。
Top Image : ©︎ 株式会社 WOWOW