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2022.11.14
知財ニュース
NTT東日本とマッキャンエリクソンら、視聴しながら仮眠するとクリエイティビティを向上させるMV「カレ~なる仮眠」を公開
東日本電信電話株式会社、株式会社NTT DXパートナー、株式会社マッキャンエリクソンの事業共創組織マッキャンアルファの3者は2022年10月26日、視聴しながら仮眠することでクリエイティビティの向上が図れる仮眠ミュージックビデオ「カレ~なる仮眠」を公開した。
本ミュージックビデオは、日本の睡眠課題解消に向けて企業同士がサービス開発やイベントの企画を行う仮想コミュニティ「ZAKONE(ザコネ)」が提供する、同コミュニティグランドオープン後初の共創施策。適切な方法で仮眠をとることで、睡眠不足の解消や脳内の情報整理、クリエイティビティ向上が期待できるという仮眠の有用性を正しい方法で促すために、本ミュージックビデオの制作に着手したという。
楽曲はノダマサユキ氏(invisi所属)がプロデュースした30分程度のもので、リラックスした音楽を用いた“仮眠パート”と、覚醒しやすい音楽を用いた“クリエイティビティ覚醒パート”からなる。また、アニメーション制作と企画開発は、様々なMVや教育番組の映像を担当してきた高橋まりな氏(DRAWING AND MANUAL所属)が監督。MVでは、「寝かせることでコクが出て、起きる(食べる)と刺激を与えてくれる」というテーマから、日本の食文化のひとつである「カレー」がモチーフに採用された。
なお、同プロジェクトでは、クリエイティビティの向上に必要な「課題発見力」「データ活用力」「ビジネス構築力」を客観的に算出する「デザイン思考テスト」(VISITS Technologies株式会社が開発・提供)を使用し、本ミュージックビデオの有用性を測定する実証実験を実施。その結果、ミュージックビデオを視聴し、仮眠をとった検証参加者の60%が、本検証前の初回テスト受験時と比べ、デザイン思考スコアが上昇し、さらにそのうちの50%がスコアランクを1段階以上上昇させたという。
2018年のOECD調査では、平均睡眠時間7時間22分と、世界ワースト1位の短さを記録した“眠らない国”日本。「ZAKONE」の取り組みが、日本人の睡眠課題の解消と日本の睡眠市場の拡大に寄与することに期待したい。
ZAKONE 「カレ〜なる仮眠」クリエイティビティが上がるMV
「眠らない国・日本から拡がる“快眠の輪”─「sasayaki lullaby」が誘う“音楽×睡眠”の新たな可能性」(レポート記事)
Top Image : © マッキャン ワールドグループ