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2025.01.06

知財ニュース

表情を撮るだけで脳年齢を2分で測定―パナソニックとBHQ、脳健康向けWEBアプリ『クイックBHQドック』開始

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パナソニック ホールディングス プロダクト解析センターとBHQ株式会社は、PCやスマートフォン・タブレットを用いてWEBアプリで手軽に脳の健康状態をチェックできる「クイックBHQドック」サービスを2024年12月より開始した。

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同サービスは、一般社団法人ブレインインパクト監修のもと開発された、WEB上で脳の健康指標「BHQ」の推定値を計測できるというもの。

BHQはブレインインパクト理事長である山川義徳氏を中心とした脳科学者や医師による最新の研究成果を反映した、脳の健康状態における国際標準指標で、BHQは本来MRI画像データから算出される指標だった。2023年に開発された、顔映像からBHQを推定する「推定BHQ」計測器をWEBアプリ化することで、誰でも簡単にアクセスできるようになった。

「クイックBHQドック」は、スマートフォンやパソコン上のカメラで4パターンの表情を撮影するだけで、約2分でBHQの推定値を算出し、レポートとして結果を返却する。

従来の「BHQドック」は30分〜1時間程度の計測時間とMRI費用が必要だったが、新サービスは大幅な低コスト化と時間短縮を実現し、手軽なセルフチェックを可能にした。

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さらに、BHQ向上のための具体的な行動指針「BHQ Actions」もレポートに含まれており、どのようにしたらBHQが向上するかを知ることができ、ユーザーはすぐに健康行動を実践できるという。

脳科学研究において、BHQは幸福感やワークエンゲージメントと関連することが明らかになっており、同サービスは従業員のウェルビーイング向上に貢献することが期待されている。

まずは福利厚生サポートの充実度が課題となっている、地域の中小企業向けに提供が開始されることが計画されており、宮崎県都農町、愛媛県松前町、長野県野沢温泉村、福島県楢葉町、京都府久御山町の5自治体にトライアルサービスを提供するとしている。また、サービスに関心のある自治体・企業からの問い合わせを受け付けている。

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Top Image : © パナソニック ホールディングス 株式会社

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